現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件13 > 997.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000314-yom-soci
虐待によって脳死や重い障害になった子供が医療機関に運ばれた際、医療従事者に対して虐待を認めた親は2割に満たなかったことが、日本小児科学会の調査でわかった。
この実態を踏まえ同学会は「小児の脳死判定は、院内で虐待対策が取られている病院に限る必要がある」と提言している。小児救急医療の現場では虐待の有無の判断が難しく、臓器移植法が将来、小児の脳死臓器提供を認める形で見直された場合、虐待児が脳死判定され提供者となってしまう恐れがあると指摘されている。
学会が今春まとめた調査では、全国計65施設で、虐待を受けて脳死や重度の障害になった子供が5年間に129人いたことが判明した。今回はこれらを対象にさらに詳しい調査を実施、計29施設から45人について経緯の回答があった。
45人のうち、41人は心停止、呼吸停止など緊急を要する状態で病院に運ばれ、約6割は頭がい内出血があった。その後、21人が死亡、2人が脳死状態、9人が重い後遺症。
病院へ連れてきたのはほとんどが親だが、虐待の事実を認めたのは父親が19人のうち3人(15%)、母親は23人のうち4人(17%)にとどまった。
◆小児の脳死判定=臓器移植法では、臓器提供には書面による本人の意思確認が必要であり、判定の対象を15歳以上としている。同法の見直しが進む中、小児科学会では、虐待児を提供者から除くことなどを条件に、臓器提供の意思表示可能な年齢を「中学生程度」に下げ、小児移植を容認する見解をまとめている。(読売新聞)
[8月1日0時59分更新]