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前にも書きましたがいくら残酷な事件で犯人が許しがたい人間であったとしても、
この事件はいくら何でも騒がれすぎであろうと思う。
この事件はたしか今回の映画の話が出る前からネットなどで随分と出ていたと思う。
ここは私の個人的意見で主観でしかないですが、どこかがこの事件を積極的にアピールしたいのだろうと感じています。
そのために極めて残酷なこの事件を使って「こんなひどい少年を許すことができるのか」と感情に訴えかけて国民に迫ろうとしているのでしょう。
たしかに非常に残酷な事件ですが殺人事件や凶悪犯罪は他にもたくさん起きているのになぜこの事件だけがこんなに特別な感じで扱われているのか不思議だ。
青少年を口実にしたメディア規制や教育基本法、そして少年法はなんらかの形で
全国民が関わる政治的問題であり、そのような政治問題が虚構の理論や
極めて稀な事例や観念・感情で動かされるのは危険としか言いようがない。
この事件の場合、主犯格の少年には懲役20年の判決が下されており、他の少年も5〜10年の懲役刑を受けている
これが軽いか、重いか、適切かはいろいろな意見があるでしょうが、
一部マスコミや一部ネット上では被害者の関係者でもない人間が15年も前の事件に
とにかく感情的になって「こんな悪いやつらはなんとしても許せん」という非常に多く出されているように思います。
ある掲示板では犯人に実名やその後などが頻繁に晒されてますが、
これも一種のイジメ・リンチみたいなものだと思いますよ。
少なくとも犯人達にどのような罰を与えればよいかということを考えたり、自分なりの意見を言ったりするような政治問題を語る態度ではないと思います。被害者の関係者でもない人間が、ただこの犯人達がいかに悪いやつらであるかを罵るような態度や
悪い少年は何が何でも許さないというような感情的な態度は普通ではない。
こういうことは他の成人の事件ではちょっと見られないと思います。
少年犯罪の場合は他でも凶悪犯罪などに対して似たような雰囲気が見られますが。
いったん法律ができるとそれにもとづいて今後少年達は裁かれていく。教育基本法ならそれにもとづいて教育されていく。デタラメな理屈の表現規制であっても廃止か改正されない限りはそれの影響があらゆるところで出てくるだろう。
したがって特にこういう国民に直接影響がある政治的な問題はできるだけ
客観的な証拠やデータに基づき、冷静に観念や感情で決定することなく、犯罪を完全になくさないといけないとか良くない表現は絶対に見せてはいけないなどといったような極端なことに走ることなく議論がなされなければならないと思います。
ところでマスコミも含めて成人が犯罪を犯したときに比べて、少年が犯罪を犯したときのマスコミやネットの雰囲気はかなり違いがあると思います。
少年の犯罪の時は元気がいいんじゃないですか(もちろん皮肉です)
90年代以降少年犯罪の凶悪化・増加がさかんに煽られていますが、
成人の犯罪はどうなんでしょうか?
http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html
こちらでも書きましたが日本を監視・統制・密告社会にしようとしているのではないかと危惧しています。
http://www.asyura2.com/0406/bd36/msg/265.html