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◆「遊んでいる暇はない」 報復合戦°ュ要から逃げ回る青解両派
革マル派「解放」(第1826号2004年7月5日)
http://www.jrcl.org/
青解派・山茂一味のニセ「全学連委員長」ら二名が殺害された襲撃事件(六月二日)、これが、国家権力内謀略グループによってしくまれた謀略にほかならないこと(本紙第一八二四号参照)は、この事件のあとに発行された千木良一味および山茂一味の、それぞれの機関紙上での対応において、いっそう露わとなっている。
「犯行声明」を出していないにもかかわらず、事件直後から警察権力に「解放派主流派の犯行」と名指しされ、追認をせまられた千木良一味は、ニセ「解放」第八一五号の冒頭に「木元グループを根絶せよ」との大見出しを掲げている。けれども、およそ四面分近くを費やして「われわれは木元グループ解体・根絶戦の新段階を闘いとることを宣言し、あらたな攻勢を戦取している」などと叫んでいるにもかかわらず、肝腎の 6・2襲撃については何ひとつふれてはいない。
九九年五月の分裂劇≠ゥらの歴史を説き起こしたうえで、「『党派闘争』に勝利し、共産主義的労働者党(=非合法革命党)建設の飛躍を」などと建て前を掲げているにすぎない。追認を迫る国家権力内謀略グループから逃げ回っているのだ。
他方、虎の子の「全学連委員長」を殺された山茂一味はいっそうストレートだ。なんと、ニセ「解放」第七六八号の一面は、「宇都宮病院糾弾闘争の爆発を」とか「夏季一時金カンパを訴える」とかの従来通りの紙面。その「宇都宮病院……」の記事のリードのなかで 6・2襲撃にふれているにすぎない。しかも、武本某と高山某が「ハザマ私兵グループの白色襲撃をうけて死去した」と、「虐殺された」とも言わずに、たんに死んだという事実を確認しているにすぎない。
きわめつきは次の文章だ。「唯一の武闘派≠ニなったわれわれの双肩には、前人未踏のプロレタリア世界革命の成否がかかっている。いつまでも、お前達のような左翼の屑≠ヌもと遊んでいる暇はない。可及的速やかに、日本階級闘争から消去する」(この号には、この文章がなんと四回も出てくる)。オー! 虎の子の学生活動家が二人も殺されてしまったにもかかわらず、「お前達のような左翼の屑≠ヌもと遊んでいる暇はない」と称して、千木良一味に報復しない≠ニ宣言しているのだ。山茂一味は 6・2襲撃事件の下手人が千木良一味ではなく国家権力内謀略グループであることを熟知している。だからこそ彼らは、権力が望む報復≠フポーズをとることさえ拒否したのだ。
千木良一味にしても、山茂一味にしても、権力内謀略グループに使い捨てにされることを痛いほど感じとってびびりあがっている。ご主人様が、ボロボロになったボロ雑巾を最後の一糸まで使うような挙に出たことに悲鳴をあげ、もうかんべんしてくれと哀訴し逃げ回っているのが青解両派なのだ。
小泉政権はいま、「戦争をやれる国家」づくりに反対する労組・学生自治会・市民団体・左翼諸党派などの諸組織やあらゆる反対運動を圧殺するための治安弾圧体制の一挙的強化をおしすすめている。このもとにあって権力内謀略グループは、反対運動の壊滅をいっそう効果的に遂行するために、表側からの警備の強化とともに、右翼・ゴロツキを反対運動・諸組織にけしかけることをもたくらんでいる。このような目的を貫徹するのに都合のよい社会的ムードづくり、すなわち凄惨な殺し合いの内ゲバを演じる左翼過激派=テロリスト集団≠キャンペーンすることを狙って、彼らは青解両派の内々ゲバ合戦≠演出することをたくらんでいる。
われわれは、これらスパイ集団=青解両派を活用した治安弾圧体制の強化、なかんずく、わが革命的左翼にむけられた凶暴な国家権力の弾圧を粉砕するのでなければならない。
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この革労協(社青同解放派、通称「青解(アオカイ)」と昔は呼んでいた)「内ゲバ殺人」は佐世保事件発生の一日後に発生した。
記事をたどってみる。
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http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/280.html
東京・台東区の路上で内ゲバ?2人死亡1人けが(読売新聞)
http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/280.html
投稿者 エンセン 日時 2004 年 6 月 02 日 12:28:37:ieVyGVASbNhvI
東京・台東区の路上で内ゲバ?2人死亡1人けが
2日午前7時15分ごろ、東京都台東区三ノ輪1の路上を通りがかった男性から、「ヘルメットをかぶりマスクをした4人が、男性を鉄パイプで殴っている」と110番通報があった。
警視庁下谷署員らが駆け付けたところ、現場で男性2人が倒れ、別の男性1人も頭に軽傷を負っていた。倒れていた2人は頭や顔などを殴られており、病院に運ばれたが死亡した。
警視庁公安部によると、現場前のマンションには過激派・革労協の反主流派の活動拠点がある。死亡した1人は、同派系全学連委員長、五十嵐章浩さん(31)で、残りの2人も反主流派の活動家とみられる。公安部では、革労協内部の内ゲバ事件とみて、殺人容疑で4人組の行方を追っている。
調べによると、黒い目出し帽にヘルメット姿の4人組は、車で現場近くに乗りつけ、マンションから出てきた男性3人を鉄パイプなどで殴ったり、包丁で刺したりして、車で逃走したという。現場から4人組のものと見られる出刃包丁などが見つかった。
現場は、区立東泉小学校から約40メートルのところで、通学路になっていた。
近くに住む男性(46)は、「音がするので窓を開けたところ、黒い目出し帽をかぶった4人組が、『このやろう』などとどなりながら、男性を殴りつけていた。殴られた男性は頭から血を流し、まったく動かなかった」と話した。(読売新聞)
[6月2日11時41分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00000302-yom-soci
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すでにネットで記事を漁っても記事は毎日とあわせてこの二つしかない。
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内ゲバ:革労協反主流派襲われ3人死傷 東京・台東(毎日新聞)
2日午前7時15分ごろ、東京都台東区三ノ輪1の路上で「4、5人の男が鉄パイプのようなもので人を殴っている」と110番があった。警視庁下谷署員が駆けつけると、路上とビル玄関で男性2人が頭や腹などから血を流して倒れており、間もなく死亡した。ビル入り口にいた別の男性1人は軽傷。襲われた3人は過激派「革労協反主流派」の活動家で、ビルに同派の拠点があることから、警視庁公安部は革労協の主流派と反主流派による内ゲバ殺人事件とみて捜査本部を設置した。
死亡したのは革労協反主流派系全学連の五十嵐章浩委員長(31)と同派活動家。五十嵐委員長は頭をめった打ちされ、活動家は腹などを刺されていた。現場に凶器とみられる金づちと出刃包丁が落ちていた。
目撃者の話では、近くに止まっていた車から男4人が降りてきて、3人を襲って逃げたという。公安部は待ち伏せしていたとみている。同部によると、革労協は99年に主流派と反主流派に分裂し、内ゲバを繰り返している。01年5月には、千葉県八街市で主流派幹部(当時49歳)が殺され、千葉県警が捜査している。
毎日新聞 2004年6月2日 13時26分
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おっかけ記事
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探偵ファイル:「寝耳に水だ」…内ゲバ?で死者2人
http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop_2004/06/04_01/
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以上から、この内ゲバは警察およびマスコミによって単なる内ゲバとして片付けられてしまっていることになる。
私も、実行グループから「犯行声明」が出ないこと、また殺されたセクトからは報復殺人や宣言が出ていないことに疑問をもっていた。なるほど権力の謀略がからんでいるからこそ両派とも動かないのだ。
そしてこの「殺人」という事実の重みは、国民に対していわゆる「過激派」への恐怖を煽る結果をもたらしている。
ところがすでにどの党派も内ゲバによる殺人など行える余裕がないのである。
それゆえに今回の革労協(社青同解放派)の「内ゲバ殺人」を敢えて内ゲバと押し出すことによって、過激派はまだ存在(健在なのだ)しているのだ、というプロパガンダを見てとる必要があるのだ。
考えてみれば、70年代後半以降は権力による謀略が主流となったことが指摘されているわけであり、疑ってかかる必要がある。
このことと佐世保事件は何か関連があるのか?
少年による凶悪事件の発生に対して「愛国教育が必要だ」と佐世保現地で6月1日に事件発生を受けて安部官房長官が発言している。
少年事件の凶悪化も喧伝されたが、加害者とされる女児が真犯人かどうかは定かではない。あまりに謎が多すぎる。
考えるヒントは、イラクにおけるモサドやCIAの謀略が次々に明るみに出され喧伝されているが、この日本においても形を変えて謀略は発生しているのだということを認識すべきであろう。
否、日本においてこそ謀略がもっともしかけやすのだということを認識すべきであろう。
戦後日本の警察は内務省内親米派が生き残り、キャノン機関に絡め取られた。キャノン機関は鉄道三大謀略、(帝銀事件ですらキャノン機関の関与が疑われている)を引き起こしたが、世論はことの真相を直感し(三大謀略では共産党叩き)、心臓が凍てついたのである。
戦後史を見るに、日本の警察が世界的に見てもっとも親米的であり、謀略が成功裏に成し遂げられているのではないだろうか。自衛隊ももともとは警察予備隊であったわけで、CIAが深く関与して今日に至った。そのCIAが今イラクでやっていることを考えれば、日本における「内ゲバ」がいかなる意味をもっているか納得がゆくのである。
今般発覚した兵庫県警の交通警邏隊の腐敗は何を意味するのか?本来の防犯警察の業務はいいかげんでなおざりでありお咎めがない割には、神戸少年事件では覆すことさえ難しい冤罪で見事な解決を成し遂げた。
すでに警察も政治警察(治安警察)化した。
この冤罪について暴露闘争を行った革マル派には徹底した弾圧を加えている。革マルと関係があるというでっち上げの口実でJR東労組(JR東労組はじめJR総連参加の労組は神戸少年事件の冤罪キャンペーンを張った)の組合執行部を7名も逮捕し一年近くも拘留した。
警察権力が労組に介入するなど前代未聞なのである。
革労協の今回の内ゲバ殺人が、不思議なほど両派の動きが聞こえない理由が一部ではあるが理解できた。