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http://www.asahi.com/national/update/0623/015.html
東急エージェンシー側が2億数千万円の裏金提供
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広告会社大手「東急エージェンシー」側が98年ごろから数年間にわたり、セブン−イレブン・ジャパンの元社員に、裏金として捻出(ねんしゅつ)した現金計2億数千万円を提供した疑いのあることがわかった。この元社員の要請に応じ、同社との取引を利用して裏金を作ったという。朝日新聞の取材に関係者らが証言した。東急エージェンシーは当時、セブン−イレブン・ジャパンから年間約90億円を受注。関係者は「依頼を断れる状況ではなかった」と話している。
東急側の裏金をめぐっては、97、00年の東京商工会議所の議員選挙で、最大の顧客であるイトーヨーカ堂グループ支援のため裏金を使って仮装投票をしたことが判明している。今回、元社員に提供された現金の使途は明らかにされていないが、企業間取引をめぐり巨額の裏金が動いた疑惑が新たに浮上した。
関係者らによると、98年ごろ、当時、東急側との窓口になっていたセブン−イレブン・ジャパン販売促進部の社員が、東急エージェンシーの担当社員に「セブン−イレブン・ジャパンの事業の失敗による損失の穴埋めに大きな金が必要になった」と話し、補填(ほてん)を打診してきたという。
これを受け、東急エージェンシー幹部社員は、セブン−イレブン・ジャパンから発注を受けた数億円の広告宣伝費などの利益を圧縮し、その分を上乗せして下請け会社に発注。上乗せ分を還流させていたという。
裏金が数千万円単位になると、東京都内のマンションでセブン−イレブン・ジャパン社員に現金で手渡された。こうした工作を複数回繰り返し、最終的に計2億数千万円が提供されたという。提供を受けたこの社員が、カネをどう使ったのかは明らかになっていない。
関係者らは「当時、セブン−イレブン・ジャパンからはものすごい額の仕事を受けており、利益を維持するためには、同社の元社員からの要求を断れる状況ではなかった」と話す。
セブン−イレブン・ジャパン社員は、社内就業規則に違反して東急側から飲食接待を受けたとして01年8月に懲戒免職になり、03年4月に自殺。東急エージェンシー幹部社員も02年1月に依願退職した。
東急エージェンシーの広告業務については、東京国税局が、01年3月期までの5年間で約10億3000万円の申告漏れを指摘し、重加算税も含めて約8億4000万円を追徴課税したが、今回の裏金は含まれていない。
捻出ないと認識
〈東急エージェンシー総務グループの話〉 国税当局からの税務調査を受けた際、社内調査を実施したが、指摘のような大きな金が捻出されたり、プールされたりした痕跡はない。国税当局からの指摘もない。その結果から、そのようなことはないと認識している。
事実確認できぬ
〈セブン−イレブン・ジャパン広報室の話〉 指摘されるような資金がセブン−イレブン・ジャパンに入った事実はない。社の幹部が元社員にそうした指示をした事実もない。元社員は亡くなっているので事実の確認はできない。東急側からは亡くなった元社員にそのような資金が渡った事実はないと説明を受けている。 (06/23 13:52)
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http://www.asahi.com/national/update/0626/014.html
東急エージェンシー側、裏金で接待や贈り物
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広告会社大手「東急エージェンシー」の幹部社員らが、セブン−イレブン・ジャパンの幹部や社員に対し、裏金を使って接待したり、車や家具などを贈ったりしていたことが関係者の話などからわかった。東急側にとってセブン−イレブン・ジャパンを含むイトーヨーカ堂グループは最大の顧客で、東急側が裏金を使って利益を供与していた実態が改めて浮き彫りになった。
東急エージェンシーの裏金をめぐっては、2億数千万円がセブン−イレブン・ジャパン元社員に提供されていた疑いが浮上。イトーヨーカ堂グループに対する東京商工会議所議員選挙での仮装投票で裏金が使われていたこともわかっており、一連の行為は企業間の取引関係のあり方を問うものになりそうだ。
関係者によると、東急エージェンシーの元幹部社員(すでに退職)らは、セブン−イレブン・ジャパンの販売促進部の元社員ら2人にそれぞれ乗用車を贈呈していた。うち1台は450万円ほどとされる。
東急側は、捻出(ねんしゅつ)した裏金を金庫にプールするなどしていたが、その中から直接支払ったり、さらにデパートの商品券を購入・換金して裏金を作ったりして車を購入したりしていたという。
また、別の元幹部に対しては、別荘を建てた際に「お祝い」として250万円相当の家具をデパートから送ったという。
セブン−イレブン・ジャパンが協賛する卓球大会や、同社側が主催している募金事業などの際に、これらのイベントを担当した幹部の宿泊費を東急側が裏金で支出したり、飲食接待したりしていた。
東急側の担当者は、旅行会社に定期的に裏金を入金するなどしてプールしていた。旅行会社は、そのプール金からセブン−イレブン・ジャパンの幹部の宿泊チケットを購入していたという。この幹部は「宿泊費が裏金で支払われていたとは知らなかった」としている。
さらに、セブン−イレブン・ジャパンの販売促進部の元社員は、毎月100万円程度の飲食費について、領収書を東急側担当者のところに持参し、裏金で現金化してもらっていたという。この元社員は、個人事務所の賃貸料(十数万円)も、東急側の下請け会社に肩代わりしてもらっていたことも判明している。
東急側が裏金で便宜をはかったセブン−イレブン側の社員らは、ほとんどが取引のある部署の幹部らだった。
東急エージェンシーの当時の幹部社員は「これだけ大きい取引関係を維持するためにはやむを得なかった」と話す。
セブン−イレブン・ジャパンは、うち2人について、取引先からの飲食などを受けていたとして01年8月と9月に懲戒免職にしている。
東急エージェンシーの裏金をめぐっては、01年3月期までの5年間で、約10億3000万円の申告漏れを東京国税局に指摘されている。車や家具の購入、接待など一連の便宜供与もこの裏金が充てられたとみられる。
〈東急エージェンシー総務グループの話〉 行き過ぎた接待が行われたことは、社内調査により認識しており、大変遺憾である。国税当局の指摘後、受発注の一元管理とコンプライアンス(法令順守)の徹底を図り、今後の再発防止と信頼回復に向け、全社を挙げて取り組んでいる。
〈セブン−イレブン・ジャパン広報室の話〉 我が社は取引先とのつき合いに対しては非常に厳しく指導している。一部接待を受けたことは、当時、東急エージェンシー側との調査により明らかになり、3年前に処分をしている。今後も社内的にもルールをしっかりと守れるように指導していく。
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ところで、この事件は例の殺人事件と何か関係があるのでしょうか。
http://www.asahi.com/national/update/0626/011.html
「車の中で絞殺」と容疑者 広告会社員の死体遺棄事件
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広告会社大手「東急エージェンシー」社員の石見朋秀さん(36)の頭部などが山梨県の富士山麓(さんろく)の樹海で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された印刷会社社長・井藤武人容疑者(38)が警視庁の調べに「車の中で首を絞めて殺した。返済を強く迫られ、かっとなってやった」と供述していることが分かった。同庁は26日、見つかっていなかった石見さんの両足部分を発見、遺体を司法解剖して死因を調べる。
捜査1課と目黒署の調べでは、井藤容疑者は石見さんに1000万円以上の借金があったといい、この借金について話し合うため、3月10日夜、東京都渋谷区内で石見さんと待ち合わせた。親類から借りた乗用車に石見さんを乗せて走ったが、口論になって首を絞めたという。
遺体はその後、自分の車のトランクに積み替えて保管。スコップやのこぎりを持参し、12日午後に山梨県鳴沢村の樹海に運んだ。穴を掘って埋めようとしたが、地面が岩盤で掘れなかったため、のこぎりで切断し岩穴3カ所に隠したという。 (06/26 11:42)
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