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事件と言ってもロッキードなので板違いのような気もしますが。
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http://www.asahi.com/national/update/0624/026.html
ロッキード事件への対応に関する裁判官会議の議事録などを最高裁が開示しなかったのは違法だとして、東京都の男性が国に130万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。河村吉晃裁判長は「当時、会議が非公開だったとしても、事後も議事録を非公開とするまでの理由は見あたらない」と述べ、不開示を違法と認めて6万円の支払いを国に命じた。情報公開をめぐり最高裁の不開示決定が違法とされたのは、初めて。
最高裁は、01年4月に施行された情報公開法の対象外だが、同法施行に合わせ、司法行政文書の開示について事務取扱要綱を設けた。ただ、この要綱には不服申し立ての制度がなく、最高裁の決定の不当性を問題にするには提訴するしかないという制度上の欠陥が指摘されている。
訴えていたのは、ロッキード裁判の研究をしている社会福祉法人職員の武藤久資さん(43)。
ロ事件捜査中の76年、ロ社関係者の尋問調書を米側から取り寄せる際、最高裁は「検事総長の起訴しないという確約が将来にわたって順守されると宣明する」と米側に伝えた。武藤さんは(1)この「不起訴宣明」を決めた裁判官会議の議事録(2)最高裁職員が、米国の判事と交渉した際の記録−−などの開示を求めた。
国側は、(1)の会議録について「会議の意思決定はその後も続いており、不開示にできる」と主張したが、判決は「当時の審議過程が、現在も続いているとは考えられない」と退けた。一方、「その他の記録については、存在しない」として不開示にした最高裁の決定に違法はないと判断した。
武藤さんは判決後、「議事録の不開示を違法としたのは評価できるが、歴史的な重要文書が存在しないずさんさを、違法としなかったのは納得できない」と語った。
最高裁広報課は「判決文をよく読んだ上で対応を検討したい」とのコメントを出した。
(06/24 20:30)