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小型カッターで首を完全に切断するのは到底むりでしょう。
しかし、首に深くえぐったあと、何度も力任せに蹴り上げたり、踏みつけたりすれば、
首がねじ切れるどころか、頭蓋骨でも潰れますよ。
人間の脚の力や、体重をかけて踏みつけるときの衝撃力を舐めちゃいけません。
2003年の2月の17と21日に、ディスコみたいなことで、催涙スプレーの噴射と
火災でそれぞれ客がパニックになり、それぞれ21、54人が死亡。
殆どが圧死。逃げようと出口に殺到した観客が、倒れたりして踏み潰されたのが死因。
とくに17日の方は、朝日の天声人語まで取り上げ、
「死亡者の遺体は、まるでロードローラーでひき潰されたように、ひどく損傷していた」
という趣旨の記述があったはず。これが人間の体重と力の現実ですよ。
逃げ惑う多数に踏まれた結果ですね。ロードローラーですからね。
頭蓋骨もぐしゃぐしゃ。こういう結果は、この事件に限ったことではありません。
人間が数10cmから飛び降りたとき、かかとには瞬間荷重ですが5トンぐらい力が
かかります。これは減速加速度による瞬間の荷重ですが、何度も食らえば、凄まじいダメージになるということです。
あと、日本の事件ですが、オフィスビルを改修してコンサート会場にしたそうですが、
客(たぶん女性で、大して重くないはずなのに)が飛び跳ねるので、その力で床が崩壊の危険性にいたり、
下の階で天井のコンクリートがバラバラ崩れはじめたところで使用停止になったということです。もうかなり危ない状況だったらしい。
オンボロビルというわけではないのに、人が飛び跳ねれば、鉄筋のビルが崩れるんですよ。
じーっと座っているだけなら、ぜんぜん設計耐力の範囲内だったのでしょうが、飛び跳ねるってのはそれほどすごい。
なお、小六女子の平均体重は手もとの資料で39.84kg。身長体重とも男子より女子のほうが小6だと大きいです。
パワーは例えば握力が、20代女性が29.28kgのとこ、小6女子は22.36kgです。被害者・加害者とも、平均より大分体格が
よかったようですが。
一方人間の脚の力について知ってもらうために、体重計を用意してください。
ユニットバス(あまり大きくないもの)のなかに、足を伸ばして座ります。
背中は、ユニットバスの内壁によりかかることになります。
その足の先にヘルスメーターをおいて、片足で、グイッと力を入れます。
片足ですよ。アナログでもデジタルでもいいです。アナログなら100キロぐらいまで、
デジタルなら150キロくらいまで最大計量できるでしょう。
・・・・いずれにしろ、振り切れることになります・・・・片足でね。
なお、強いように見える噛む力が、成人男性で60キロ女性で45ですからね。うーむ。
この数値は、連続して出せる足の荷重ですので、蹴った場合の衝撃とは直接関係ありませんが、
この足の力をもって思いきり蹴った場合、ぶつかった衝撃の減速加速度による瞬間荷重は相当な数字になると思います。
人間の頭蓋骨はそれほど強くなく、連続荷重に対する耐力は、最も強い眉間を前から押した部分で
700キロ。横からなら400キロ。弱いアゴやコメカミの部分では150キロしかない。
瞬間荷重(や回数)のほうの耐力は不明ですが、圧死事件のよくある結末からしてそうたいしたことはないでしょう。