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http://kumanichi.com/news/local/main/200406/20040613000035.htm
宇土市走潟町の医院長の妻中津千鶴子さん=当時(49)=が自宅で殺害された事件は、十三日で発生から三カ月。県警捜査本部は七十人態勢で聞き込みや目撃情報を集めているが、有力な手がかりに乏しく、捜査はこう着状態に陥っている。
中津さんは三月十三日午後、自宅玄関で殺害された。顔と頭に数十カ所の傷があり、死因は失血死。遺体の近くには血のついた包丁が残っていたが、致命傷になった鈍器は犯人が持ち去ったとみられる。
居間には物色した跡があり、バッグとハーフコートがなくなっていた。ただ、現金の入った手提げ金庫などは手付かず。捜査本部のなかには「物色の形跡が薄い。強盗目的を装い、捜査のかく乱を狙ったのではないか」との見方がくすぶる。
この三カ月間、捜査本部が聞き込みに回ったのは約千五百人。顔を執ように狙った手口だったため、殺害目的につながるようなトラブルの有無を洗い出そうとしたが、目立ったものは浮上せず。「何かあるとは思うのだが…」。捜査幹部は首をひねるばかりだ。
犯人が残した血のついた靴跡は、玄関から侵入し、玄関から外へ出て、道向かいの薬局駐車場で途切れていた。白昼の大胆な犯行ながら、その後の逃走経路は不明。捜査本部はこれまで、靴の写真を載せたチラシ約三万枚を配ったが、有力な目撃情報は寄せられていないという。
犯行動機に加え、犯人の性別、年齢層も特定されないまま。現場周辺の住民には不安も広がっている。近くの主婦(70)は「事件の記憶が頭から消えない。早く捕まってほしい」と話し、自営業の男性(45)は「事件後は、戸締まりを意識するようになった」と不安げな表情をみせる。
県警捜査本部は「あらゆる可能性を想定して捜査しているが、犯人像が見えてこない。地道な聞き込みなどを続けるしかない」として、目撃情報などの提供を呼び掛けている。捜査本部直通(電)0964(32)8022。