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首を刎ねる、首を切り落とす、首を切るという行為について
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投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 6 月 12 日 17:01:20:0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: Re: 竹中さんへ苦情を言わせて下さい---ご指摘ありがとうございます 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 6 月 12 日 16:06:44)

ヒートさん、私はヒートさんの紹介してくださったチェチェンのビデオと、エンセンサンの紹介されたビデオを何度も見ました。もちろん、ニックーバーグ氏の米軍による斬首ビデオも見ました。

このおぞましいビデオを見るときに、興味本位で見たわけではありません。
ちょうど私は西日本に何度もでかけました。長州藩の倒幕運動について肌で知りたかったからです。萩の町を歩いて知ったのは、源流として吉田松陰の思想が脈々と、今でも流れていることです。松下村塾を通じてたった2年の期間だったのですが多くの門下生を輩出したのですが、やはり松陰の功績が群をい抜いて光っている。

この人物のおかげで幕藩体制は完全に崩壊する危機を察した(松陰が攘夷から倒幕へ転換したから)こそ松陰を切腹すら許さず斬首したわけです。

そして長州藩においても攘夷論の各藩においても、倒幕派はことごとく追放、切腹させられている。西郷隆盛や月照上人なんて逃げ場がなくなって錦江湾に入水自殺したんですね。そこで西郷は助かった。だから西郷は攘夷ではなく倒幕なんです。

こういう状態の中で倒幕の草莽の志士が無数に輩出していながら無数に暗殺されてゆく。

旅をしていて怒りを覚えるようになりました。

そして戻ってみるニックバーグ氏をはじめ、首切りビデオのオンパレードではないですか。イラク人虐待ニュースも目を覆うばかりです。

首切りビデオがもしや神戸少年事件の謎(糸鋸で首が切れるのかという疑問)の解明にあんるのではないかと思って、意を決してみたのです。おぞましいものはあまり見ないようにしていました。なぜなら感情が高ぶるだろうと思っていあたからです。しかし、イスラエルによって引き裂かれたヤシン師の肉片も正視できるようになりました。

これはもちろん映像を通した現実ですが、一度見てしまえば、人間の心にはそれに耐える抵抗力ができる。するとニックバーグ氏のビデオに礼の軍服を着たアメリカ人将校らしき男の薄利姿が見える。How will it be done?......I'll be backなどという発言がこのビデオに入っているわけです。

しからばチェチェンのビデオは、まさしく神戸少年事件で少年Aが糸鋸で首を切断したなどという供述が、その首の鋭利な刃物によると思われる切断面を見れば、まったく真実味がないことがわかりました。まさしくチェチェンのビデオのように手際よくすぱすぱと切り落とすことがなければ、神戸少年事件の被害者淳君の首は糸鋸にいろいろな筋や血管やそれに頚椎までも含めてひっかかってしまって切断面は不均等であろうと想像します。

こんなことを思っている最中に佐世保で同じく「首」を狙った殺人攻撃が成されたということでした。

カッターナイフなら、首を切るために用いること自体が不自然であり、傷つけることが目的だろう、つまり神戸事件とは無縁だろうと思っていたのです。首切りビデオ同様神戸事件は政治性が非常に強いものだと理解できました。

ところが佐世保の事件もいきさつを見てみると動機はそれなりに説得力があるのだろうけれど、殺害行為自体には不自然なことばかりです。

そんな折、私は首切りビデオをみていたときの感情はどうかというと、非常に不機嫌になっていました。
あの、生首を切り刻んでゆく残酷なシーンは、しばらくはトラウマです。
それを乗り越えるには、これが戦争なんだ、戦争へ行っているものたちは、アメリカ兵も含めて、自分の首を切られたくない、たとえ戦死しても首はつながっていてほしい、と願っている、その心理を突いて、特にニックバーグ氏は米軍のいけにえにされたのだろう。
それゆえに、一発の銃弾がアメリカ軍の車列に打ち込まれれば、米軍はめくら撃ちすることになるのです。

そんな心理がわかるようになります。

ちょっと時間が来てしまったので、これで数日離れますが、続きはまたあとで。

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