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長崎県佐世保市の小6同級生殺害事件で、現場に駆け付けた同市消防局の救急隊員が、凄惨(せいさん)な現場を目撃したことによる「惨事ストレス」とみられる症状を訴え、専門家のケアを受けていることが分かった。亡くなった御手洗怜美(さとみ)さん(12)と同世代の子供がいたことなどが原因とみられる。消防署員の惨事ストレスは、阪神大震災で初めて指摘されたが、こうした一般救急でのケースは珍しい。
同市消防局によると、事件があった1日午後0時45分ごろ、現場の市立大久保小から119番通報を受けて中央消防署の救急隊が出動。隊員3人が3階の学習ルームで、怜美さんが倒れているのを見つけた。既に死亡しているとして、救急搬送は必要ないと判断した。
このうち40歳代のベテラン隊員が事件直後「自分にも被害者と同年代の娘がおり、ショックを受けた。家族との会話ができない」と訴えた。さらに救急搬送しなかったことについて、批判するメールが同署に複数届いたことが引き金になり、自責の念から症状が悪化したとみられる。消防局では、同隊員に臨床心理士のカウンセリングを受けさせている。【長澤潤一郎】
毎日新聞 2004年6月8日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040608dde041040068000c.html