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(回答先: Re: 加害少女GAカッターナイフをハンカチでつつんで教室へ戻った 投稿者 Sちゃん 日時 2004 年 6 月 09 日 01:36:38)
バール神さん、Sちゃんさん、説得力のある推理をありがとうございます。
朝日の記事は大きなヒントになることがわかりました。
私の想像力が貧困で、疑問の連続なまま主観的思い込みに流れたりして、試行錯誤の連続です。
>ハンカチでくるんだ意図は、
1)血が手につくのをきらった、
2)忌まわしい凶器に直接触れるのをきらった、
3)犯罪に使われた凶器はハンカチなどでくるむ必要があることを知っていたので、自分の指紋がついたりして証拠が失われないように見よう見まねで、ハンカチにくるんだ。
少なくともこのようにお考えであることを大いに尊重させていただきます。
その上で私は、このカッターナイフは加害者とされる女児のものではないと判断します。
自分のものならこんなことしないでしょう。
上記3つの仮説が成立するならば、15分間の空白も内容的には推察することができると思います。つまり、加害者とされる女児は零時20分にさっちゃんを殺害して零時35分に教室の外の廊下に立ち現れるまで死ぬのを見届けたなどという辻褄あわせがでたらめだということです。
なぜなら、小型のカッターナイフなんて、非常に小さな衝撃に対しても簡単に「ポキン」と折れてしまうので、さっちゃんの首をあれほど深く(深さ、幅ともに10センチ)しかも傷口がぱっくり開いてこぶしが入るほど大きく切り開くことは不可能なのです。
考えてもみてください。学習ルームには、内側から鍵をかけるような構造はなかったはずだと思います。使用が制限されていたという報道もありますが、もともと生徒が自己学習するための部屋(教室と同じ)のはずで鍵をかければおかしい。となると二人はざっくばらんにに話し合いをするためにこの部屋にやってきた可能性もある。
また、視点を変えてみれば、零時15分から零時35分までは今のところまったく目撃証言がないのだから、加害者とされる女児がさっちゃんを「誘い出した」ということすら疑わしい。
もし加害女児が殺害目的で学習ルームに誘い出したのなら、話し合いをする意図はないので、さっちゃんの背後からカッターナイフで切りつけて傷を負わせる(この場合は殺意は不明)るか、殺意があるなら目隠しなど必要ないわけで背後からそれこそ一思いにイスピックや首を絞める方法が有効なはずです。
そうでない場合は完全に儀式殺人ですね。さっちゃんがなぜ生きたまま切られるのを待ったのか。それを解く鍵は、はじめからさっちゃんを殴ったり首を絞めて気絶させるなりしてから、カッターナイフで喉をえぐったとしか考えられない。そうでないとこんなに弱いカッターナイフで暴れて抵抗するさっちゃんの頚動脈を見事に切断することは不可能。
それならばあれほど深く首を切ったのであれば、この細身の小型のカッターナイフはいつ、どこれ折れたというのだ?
おとなしく椅子に座らせて後ろから目隠しのためにタオルを使用したことも新事実ですね。(朝日は「タオルのようなもの」、読売は「タオル」と断定 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040607it05.htm)
、
朝日新聞6月7日
http://www.asahi.com/special/sasebo/OSK200406070044.html
による:
>県警によると、女児は1日午後0時20分ごろ、3階の教室で「ちょっとおいで」などと怜美さんを誘い、同じ階にある学習ルームに向かった。室内に入った後、2人でカーテンを閉め、タオルのようなもので怜美さんに目隠ししようとした。嫌がられたため、「いすに座らせて後ろから手で目隠しして首を切った」と話しているという。
ハンカチとタオルは別物であるから有力な物証だと思います。佐世保署に保管されているのだろうか?
もし加害者とされる女児が話し合いでさっちゃんを学習ルームに呼んだのなら、悲鳴が聞こえなかったのも納得できる。カッターナイフも携行する必要がない。HP上の中傷問題(これ自体消えているのだからなんともいえない)について取り消す取り消さないの交渉が二人の間でなされた。話し合いが進むにつれて口論となり取っ組み合いが始まる。小学校六年生の女児同士だから互角だろう。お互いに「喧嘩」であれば悲鳴を上げる必要などない。二人だけが密室で話し合いをして意見が合わず喧嘩になる場合、次にはどういう光景が想定されるか。
ドアは鍵かかかっていないのだから逃げ出すのはいくらでもできるが、喧嘩ならわざわざ出てゆく必要がない。これが15分間の空白の時間であって、さっちゃんの「死」を確認するなどという不自然さは解消される。
それがもし加害者とされる女児による殺害のための呼び出しであれば、女児は何がなんでもさっちゃんに殺しかかるはずで、その上で小学校六年の女児二人のあいだに生死をめぐってよほどの取っ組み合いがあったはずであると考えられます。学習ルームでは机あり椅子あり、本ありで、さっちゃんはあらゆる抵抗を試みるでしょうし、ドアめがけて脱出を図るだろう。当然零時35分の直前まで学習ルームは二人の格闘から発生する大音声に満ちていたろう。それこそ絶叫の悲鳴が発し続けられたはずで、近くの三年生の教室にも学習ルームの異変が聞こえたはずである。
目撃者なし、悲鳴や騒音を聞いたものなしの状態では女児の供述なんて無意味ですね。
そしてこのような「冤罪説」を唱えるものにとって最大の難関は「返り血」とはじめから報道されている加害者とされる女児の六年生のクラスでの異様な形相です。
上記の推理から見ると、これ、本当なの、と疑わねばならないシーンなのです。報道どおりに受け入れれば加害者とされる女児の犯行であることは誰も疑いません。
ところが、どのように返り血が女児の衣服に付着していたのかはあきらかではありません。言葉の魔術で、「返り血」などという表現はこの言葉も含めて、私もはじめは女児が全身血だらけで、手も血に染めてカッターナイフを握って呆然とした状態で教室の前に突っ立っていたのだと、勝手に思い込んでいました。
でもよく見てみると、このときの光景は怪しいんですね。
六年生の教室で先生が驚いた、教室には悲鳴が起きた、女児の異様な姿を見て、となるのでしょうが、ここでヒントになるのが、今度の朝日新聞の
>女児は約15分後、教室に戻った。担任が教室の前で女児を見つけた際、女児は刃のないカッターナイフをハンカチで包んで持っていた。先端から5、6センチが折れた刃は、学習ルームに落ちていたという。
という報道です。
さらに
6月7日の西日本新聞夕刊では
http://www.nishinippon.co.jp/news/2004/sasebojoji/kiji/040607_4.html
より:
>(長崎県警の)調べでは、女児は一日午後零時二十分ごろに怜美さんをカッターで切り付けた。怜美さんが倒れた後、すぐには現場を離れず、同三十五分ごろに教室に戻るまでの間、手に付いた返り血をハンカチでふいたほか、怜美さんの顔をのぞき込んだり、体に触ったりして、動かないことを確認したという。
「手に付いた返り血をハンカチでふいた」とだけ記述。
同様の朝日新聞の記事(前掲)では
http://www.asahi.com/special/sasebo/OSK200406070044.html
>家裁送致された女児(11)が、事件後も十数分間、現場の学習ルームに残り、怜美さんの体を動かしたり、自分の体についた血をハンカチでぬぐったりしていたと、県警に話していたことが分かった。女児は県警に「死んだかどうか確かめていた」と話しているという。
このような報道からは、当初の「返り血」が服についていたというのは、記憶違いの証言ではなかったのかと疑うことができる。
六年生のクラスの生徒たちは、血染めのハンカチを見てそれが返り血に見えたかも知れないのである。
そして、エンセンさんの投稿を見て、実際に加害者とされる女児が被害者さっちゃんの血をつけていた衣服の部分はズボンのすそである。
エンセンさん投稿
http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/421.html
より:
<小6同級生殺害>ズボンすそに大量の血、担任が凶器取る
佐世保市教委は8日、事件の調査に訪れた文部科学省職員への説明の中で、家裁送致された女児(11)が、ズボンのすそに大量の血液を付着させて教室に戻っていたことや、担任教師が他の児童に現場へ来ないよう制止したことなどを明らかにした。また、担任の教師は凶器のカッターナイフを女児の手から取り上げていた。(毎日新聞)
[6月8日21時41分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00002096-mai-soci
>ズボンのすそに大量の血液を付着させて教室に戻っていた
この事実は少なくとも返り血を加害者とされる女児が浴びていないことを証明するものです。
つまりは、女児がハンカチにつつんでもってきた5、6センチも刃の折れたカッターナイフ(これは小型で刃が細い、ほぼ根元から折れたものでしょう)は女児のものではないことを示している。
そして椅子に座らせて頚動脈を切断したのならば、大量の血液はまず心臓の鼓動で傷口から上に向かって吹き上げたはずで、その飛沫が、女児の顔から上着にかけて飛散し付着しているはずである。しかし実際にはズボンのすそに大量に血液が付着しているのだ。この矛盾をどう説明するのだろうか。
以上により、まだまだ謎が多いのかも知れませんが、冤罪の疑いが濃厚になったと思っています。