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佐世保事件に対する疑問点
http://www.asyura2.com/0403/nihon13/msg/342.html
投稿者 SWAN 日時 2004 年 6 月 06 日 01:24:59:5ZIUIYNeIYP/c
 

1.事件発覚時の状況の謎

 事件は、昼食時の教室に「加害」少女が現れた時に発覚する。
 ところが、この時の状況が新聞によって大きく異なる。
 
「同35分、3階の6年生の教室で配ぜんが終わった際、担任教諭が怜美さんと女児がいないこ
とに気付いた。直後にカッターナイフを持った女児が血まみれで教室に戻り、『私の血じゃない』と話したため、教諭がカッターナイフを取り上げた。その後、調べたところ、学習ルームで
怜美さんがうつ伏せで倒れていた。」(6月1日読売新聞)

「同0時35分ごろに給食の『いただきます』のあいさつをする際、担任教諭が2人がいないことに気付いた。ちょうどそのころ、女児が手に血をつけて校舎3階の6年生の教室に戻ってきたという。担任がただしたところ、女児は「自分の血じゃない。もう一人は学習ルームにいる」と話し、担任が同じ3階にある学習ルームに行ったところ、怜美さんが倒れているのを確認。」
「カッターナイフは学習ルームで見つかった。」(6月1日毎日新聞)

* 読売では、女児は「血まみれで手にカッターナイフを持って」いる。
 
* 毎日では、女児は「手に血をつけただけ」でカッターナイフなど持ってはいない。
女児の発言にも大事件を引き起こしたような精神的動揺はあまりみられない。
この落差は何なのだろうか。

 ところが、翌日になるとカッターナイフの折衷案のような記事が現れる。

「1日午後0時20分ごろ。女児は全身に血沫を浴び、泣きながら給食中の教室に戻ってきた。手には血が付いたカッターナイフを握り絞めていた。
 担任教諭が『どうした』と問い詰めると、学習ルームを指先して『あっち』と答えたという。
 担任が同じ3階の学習ルームをのぞくと、入り口付近に怜美さんがうつぶせのまま、おびただしい血を流して倒れていた。カッターナイフの刃も落ちており、怜美さんの激しい抵抗を物語る。」(6月2日夕刊フジ)

* 時間が15分早くなっている。女児は「全身に血沫を浴び」「泣きながら」教室に入って
くる。大事件を起こしたことに動揺し、対応する担任の言葉も驚愕でいっぱいだし、
女児の返答もうなずける。このような事件が起きたときの発覚状況としては納得できるもの
になっている。
 それだけに嘘っぽい。私はむしろ毎日の記事の方にリアリティを感じる。

* やはりカッターナイフは女児が持って帰ってきたのであり、学習ルームで発見されたのは
ナイフの「刃」の方だったのかと、この時点で私は一応想像してみた。

 ところが、6月3日の次の記事である。

「女児は自分のカッターナイフで怜美さんを切りつけた後、着衣などに大量の血を付着させたまま6年生の教室に戻った。女児はカッターを持ち、激しく動揺した様子で、担任教諭がカッターを取り上げたという。佐世保署員が現場に駆けつけた際には、カッターは学習ルームにあったといい、学校側が現場に置き直したとみられる。」(6月3日読売新聞)

* 女児が教室に入ってきたときの表現は「着衣などに大量の血を付着させたまま」と一歩エス カレートしている。女児はカッターナイフを持って入ってきており、学習ルームで発見された のは後で学校関係者が「現場に置き直したとみられる」とのことである。凶行が行われた現場 に、勝手に事件の最大の物証である「凶器」を置き直したりするものだろうか。しかも、
 「みられる」であり、単なる推測の域を出ていない。そうとでも言わなければ説明できないと
 いうことなのだろうか。

 以上、事件発覚時の状況を読売新聞、毎日新聞(被害者の父の勤務先)の記事を対比させて
 取り上げた。この段階で、すでに「加害者」と言われる女児の状況、「凶器」のあった場所、 など大きく食い違っていることがお分かりいただけただろうか。

  以後、まとまった説明を行える時間的余裕がないと思われるので、疑問点の掲示だけに止め る。
 
 2.犯行時刻の疑問
   4時間目の終了が12時15分であり、それから給食の準備に入る。第1報から犯行時刻  は12時20分として掲載されている。その5分間の間に、学習ルームへ連れていき、窓の
  カーテンを引き、被害者を座らせ、凶行に及ぶ。かなり、時間的に無理があるように思う。
  ましてや「被害者が一人になるまで待つ」時間的余裕などありえないのではないか。

 3.頸動脈の切断についての疑問

   自分の不明をさらすようで恥ずかしいのだが、私は頸動脈の場所を誤解していた。首筋と
  いわれる部分、耳の下の硬い筋肉に覆われた部分に頸動脈があると思っていたのだ。頸動脈
  がのどに近い部分にあるとは知らなかった。それで、試みに13人に頸動脈の場所について
  質問したのだが、12対1で圧倒的多数が私と同じ場所を頸動脈と思っていた。とすれば、
  小学6年生の少女に頸動脈の位置がはっきりわかるとは思えない。狙って切ったのではなく
  ただの偶然であったとすればあまりにも偶然すぎるのではないか。
   学習ルームへ連れだし凶行に及ぶまでのあまりの手際の良さが、殺害時においても維持さ
  れている。つまり、一撃で頸動脈の切断という致命傷を与えている。逡巡もたじろぎもなく
  小学6年生の女児にこれだけのことができるだろうか。信じられない。

 4.被害者の無防備さへの疑問

  竹中さんも指摘されていたが、喧嘩をしていた二人、しかも運動会の時も口論していたとい う関係にある一方の被害者が、その相手に呼び出され、窓にカーテンを引かれながら、その後 の展開を何の予想もせずに、従順にいすに座り、しかも相手を背後にまわすなど考えられな 
 い。

 5.動機である掲示板書き込みへの疑問

   肝心な部分は削除されて残っていない。あるのは女児の証言のみである。
  被害者のホームページが改竄されていたようだが、小学6年生の女児にハッカーまがいの
  ことができるだろうか。
   バール神さんも指摘されていたが、「加害」女児の他者に対する罵詈雑言は、あまりに
  極端で、彼女が事実書き込んだものとは到底思えない。ここにも落差がありすぎる。
  佐世保に住む小学生があのような言語を、あのようなニュアンスで使用するとは思えない。  はまりすぎるのだ!精一杯背伸びしているようでいて子どもっぽさがかいま見える彼女の
  文体と大きく違っている!

  6月1日から4日までの事件の記事を読みながら、私が感じた疑問点を述べてみました。
  残念ながら、私にこれ以上の時間はありません。ここまでしかできません。
   どうか、疑問をお感じになられた皆様が、各自でお調べ下さることを心から願います。
  疑念は深まるかもしれませんし、晴れるかもしれません。
   最後に、バール神さんへ心から感謝申し上げます。ありがとうございました。  
  
 

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