現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件13 > 139.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
奈良県御所(ごせ)市のし尿処理施設「アクアセンター」の用地買収をめぐり、大阪市西成区内の山口組系暴力団組長(70)が6日、「市の依頼を受けて地上げをしたのに、報酬を支払わない」として前川正市長を相手取り、約4400万円の支払いを求め奈良地裁葛城支部に提訴した。
市は組長の買収への関与は認めたが、「暴力団組長と知ったのは後から。報酬は支払わないとの了承を得ていた」と話している。
訴えなどによると、組長は1995年ごろ、知人の金融業者を通じ、市の担当者から処理施設の用地選定を依頼され、同市五百家(いうか)など約10万平方メートルの地上げを提案。このうち9人の地権者が所有する約1万6000平方メートルを仲介することになった。仲介手数料は、買収価格の6%に加え、登記上の面積と実測面積の差額分の地価を支払うことで合意した、としている。
これに対し市は、土地買収を進めていた98年ごろ、組長と金融業者から「地権者から売買を任されている」との申し出があり、組長を交渉窓口としたという。
市は「用地買収に暴力団関係者がかかわったことは極めて遺憾」としたうえで、「不動産会社経営者と認識しており、暴力団組長と知ったのは、2000年4月以降」と釈明している。
処理施設は、御所市など9市町でつくる「葛城地区清掃事務組合」が運営。2000年12月に着工し、昨年4月に完成した。
前川市長の話「訴状を見た上で今後の対応を検討したい」
(2004/5/7/03:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040507i401.htm