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<わいせつ目的>子供狙う「声かけ」全国で2700件
不審者が子供にわいせつ行為などの目的で話しかけたりする「声かけ」事案が03年中、警察に確認されているだけで2700件を超えていたことが29日、毎日新聞の独自集計で分かった。犯罪の前兆ともいえる「声かけ」の実態が明らかになったのは初めて。ただ、約4割の都道府県警は声かけ事案の統計を取っておらず、実際の件数はこれを大きく上回る可能性が高い。子供らの安全対策を図るためにも、犯罪につながるこうした事案の把握をはじめ、情報収集の必要性を指摘する声が上がっている。
毎日新聞は全国の取材網を通じ、各都道府県警から「声かけ」の件数を調査した。それによると、声かけ事案の発生件数を把握していたのは29府県警で、計2744件。警視庁や大阪府警、北海道警など18都道府県は把握していなかった。「事件性がはっきりしないものも含まれており、正確な把握が難しい」という理由を挙げたケースが多い。宮城県警は「どの地域は件数が多い、などということを公表することには問題がある」として回答しなかった。
また、発生件数を把握していた府県でも、統計の取り方は▽小学生以下▽中学生以下▽高校生以下▽未成年――などまちまちだった。このため単純比較は難しいが、高校生以下で把握している栃木県警が273件で最も多く、未成年すべてを集計している宮崎県警が212件で続いた。
九州・山口では、福岡県警を除く8県警で793件が確認された。福岡県警は「声かけという枠組みでは統計を取っていない」としている。
高校生までの内訳が分かる滋賀、宮崎、長崎など5県警のデータで見ると、被害者のうち小学生以下が45%、中学生が23%で7割近くを占める。不審者が校内に侵入して声かけに至るケースはほとんどないため、大半が登下校時や下校後の被害とみられる。
子どもの安全対策をめぐっては、池田小児童殺傷事件などを契機に「学校の安全」を求める声が強まったが、通学路や地域全体の安全確保の重要性が浮き彫りになった形だ。
◇昨年の声かけ事案など◇
声かけ事案 把握範囲(上限)略取誘拐
北海道 ―― 3
青森県 ―― 3
岩手県 30 小学生 1
宮城県 非公表 0
秋田県 ―― 0
山形県 19 高校生 0
福島県 61 12歳 1
茨城県 ―― 7
栃木県273 高校生 1
群馬県 ―― 4
埼玉県187 17歳 11
千葉県 ―― 5
東京都 ―― 9
神奈川県66 高校生 8
新潟県 ―― 2
山梨県 ―― 1
長野県※136 中学生 2
静岡県 ―― 5
富山県 74 高校生 2
石川県 67 小学生 1
福井県 81 中学生 0
岐阜県209 中学生 2
愛知県141 小学生 4
三重県※191 中学生 1
滋賀県 56 なし 0
京都府102 小学生 4
大阪府 ―― 20
兵庫県 ―― 3
奈良県 ―― 6
和歌山県40 高校生 1
鳥取県 ―― 0
島根県 75 高校生 0
岡山県 37 高校生 1
広島県 ―― 3
山口県 40 高校生 2
徳島県 ―― 0
香川県 76 中学生 0
愛媛県 5 12歳 0
高知県 25 小学生 0
福岡県 ―― 3
佐賀県112 未成年 0
長崎県 94 大学生 3
熊本県109 15歳 0
大分県 63 中学生 0
宮崎県212 未成年 0
鹿児島県95 中学生 1
沖縄県 68 なし 6
計2744 126
※は一部成人女性被害を含む。――把握せず。略取誘拐は警察庁が調べた1月〜10月15日の発生数(毎日新聞)
[4月30日3時2分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040430-00000126-mai-soci