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(回答先: まさかここの住人は、彼が犯人などと思っていないでしょうね。どう考えても冤罪でしょwww 投稿者 バール神 日時 2004 年 8 月 03 日 14:31:10)
地域の人気者一度に…住民に喪失感 7人刺殺事件(産経新聞)
兵庫県加古川市で起きた二家族殺傷事件。七人の犠牲者のうち、長年の牛乳配達を通じて多くの住民に慕われてきた藤城とし子さん(八〇)は地域のシンボル的な存在だった。藤城利彦さん(六四)の妻、澄子さん(六四)もパソコン教室に通い、地域社会で活動する準備を進めていた矢先の悲劇だった。突然の事件は「地域のきずな」を襲い、地元住民に喪失感が漂っている。
「毎日笑顔で話しかけてくれた、あのやさしいおばあちゃんが…」
健康のため、とし子さんが始めた牛乳配達は三十年以上も続いた。毎朝ほとんど休むこともなく、笑顔であいさつを交わしながら自転車に乗って配達する姿が、住民らの目に焼きついて離れない。
近くに住む主婦(五五)は「会うたびにあいさつをしてくれた。日ごろからさまざまな相談にものってもらっていた。自分のおばあちゃんのように思っていたのに」と声を詰まらせる。
八十歳近くになっても力強く自転車をこぎ、年齢より若く見られていたとし子さん。「車も増えた。自転車は危ない」と心配した長男の勝則さん(五五)から“引退”を勧められたときは「まだ辞めたくない」と、地域とかかわりを持ち続けることにこだわった。
しかし、二年前に辞めることが決まってからは「仕事を引き継いでくれる人がいないと辞められない」と、自分の後任を探していたという。牛乳販売店の女性(五五)は「責任感が強く、とても義理堅い人でした。みんなのおばあちゃんがいなくなった気持ち」と目を潤ませた。
「子供も就職して自分の手を離れたので、社会にかかわって仕事をしたい」。澄子さんは今年四月、高齢者向けに職業を紹介する「加古川市シルバー人材センター」(同市加古川町河原)に会員登録していた。
淡路島出身の澄子さんは三十年以上前に、夫の利彦さんのもとへ嫁いだ。二年前にパートの仕事を辞めてからは専業主婦として暮らしていたが「家の中に閉じこもっているのは自分の性に合わない」と知人に語っていたという。澄子さんは、同センターが開いている「パソコンクラブ」に所属。パソコンの経験はほとんどなかったが、約三十人の仲間とともに意欲的に学んでいたという。
地元自治会では地域の世話役として活動しており、近所の住人は「明るくて活発な人だった。こんなふうに殺されるなんて残念です」と語った。