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http://www.asahi.com/national/update/0802/033.html
長崎県佐世保市の大久保小学校で6年の御手洗怜美(みたらい・さとみ)さん(12)が切られて死亡した事件で、家裁送致された女児が事件直前の4時間目の国語の授業で、「お前を殺しても殺したりない」と作文に書いていたことが分かった。県教委が2日に発表した事件の中間報告書の中で、明らかになった。ホラー小説の表現を引用したとみられる一文で、中学生が殺し合う小説「バトル・ロワイアル」の自作版とともに、女児のランドセルの中から見つかった。報告書では、女児が小説や映画の影響を受けた可能性に言及している。
報告書は、県教委と市教委が6年担任の教諭(36)ら同校関係者17人から事情を聴いてまとめ、この日の県議会文教委員会で報告された。
女児が作文でふれたと思われるのは、韓国のホラー映画を日本人作家が小説化した「ボイス」。特定の携帯電話番号を使った人が次々に残酷な殺され方をされる物語で、人を殺した女性が「一度だけでは殺し足りない。もう一回、地獄の苦しみを味わわせてやる」と叫ぶ場面がある。作文を見た学校関係者が類似性を指摘した。
作文とともにランドセルにあった「バトル・ロワイアル」の自作版は、級友との交換ノートに書いていた。物語の舞台となった島の地図や、6年の自分のクラスと同数の登場人物38人が持つ武器の名前も書かれていた。
県教委は「残虐な映画や小説に影響を受けていたことは十分考えられる」との見解を示している。
報告書には、教諭らから聞き取りした、事件直後の女児の発言の詳細も記された。保健室で着替えを手伝った教諭らに「左手で目隠しして、カッターナイフで切った」「死ぬまで待って、バレないように教室に戻った」「掲示板に悪口を書かれて殺そうと思った」と語った。
「私、どうなるの」と今後の処遇を心配する場面があったが、県警や救急隊の問いかけには冷静に答えていたという。
授業中に騒ぎ、ガムをかむなど6年生のクラスが荒れていたことを指摘。「落ち着きを欠いた学級の雰囲気が、子どもたちの心理状態を不安定にした可能性は十分に考えられる」とも述べている。
報告書はA4用紙26ページに及び、文部科学省にも提出した。県教委は今後も学校関係者から事情聴取を進める。
女児は現在、精神鑑定のための留置期間中で、専門医による鑑定書が14日までに提出される。その後審判が再開され、27日までに国立の児童自立支援施設送致などの処遇が決まる予定だ。 (08/02 21:17)