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九州大大学院人文科学研究院(福岡市東区)の男性教授(58)がセクハラ行為を繰り返したとして、同大学院の院生や学生、卒業生の男女四十数人が同大に告発したことが十六日、分かった。教授は行為そのものを否定しているが、同大は「正常な教育を行える状態ではない」として四月以降、講義の中止や、共同研究室の入室を禁止する異例の措置を取った。
教授は三月末から病気のため休職しており、教授が受け持つ講義や論文指導などは、別の教員が代行している。同大は調査を終えた時点で、教授を処分するかどうかを決める方針。
同大によると、大学院生らは昨年十二月末、被害を訴える連名の文書を同大セクシャルハラスメント対策委員会に提出。女子学生は「研究室に呼ばれてキスを迫られた」「飲み会で手や太ももを触られた」などとしており、精神的苦痛で体調を崩したケースもあったという。男子学生からも「就職指導で『君には無理』と露骨に言われた」など、教授の権威を利用したアカデミックハラスメントを訴える内容もあった。
事態を重くみた同委員会は一月から、教授と学生を個別に呼んで調査を開始。教授は「身に覚えがない」などと否定しているという。
同研究院は三月末に教授会を開き、対応を協議。処分が決まるまでの措置として(1)共同研究室の入室(2)講義、演習(3)学務関係活動の関与(4)大学院生の指導教官としての職務―の禁止や中止を決め、教授に伝えた。
調査が三カ月余に及んでいる点について、同委員会は「被害を訴えた学生が多いため」と説明。川本芳昭・同研究院長は「事実とすれば残念。教授の職務はほかの教員が代行しているので問題はないと思う」と話している。