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(回答先: 宇土市の医院長夫人殺害 事件から1カ月、捜査難航 (くまにち) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 13 日 14:34:26)
宇土・院長の妻殺害から1カ月、有力情報なく捜査難航 /熊本
宇土市走潟町の「走潟町医院」院長、中津卓郎さん(54)の妻千鶴子さん(当時49歳)が自宅で殺害されて13日で1カ月。県警捜査本部では連日約150人態勢で捜査を続けているが、依然有力な手がかりはつかめていない。【新里啓一】
事件後、ある捜査幹部は幾度も現場周辺を歩いたという。現場は周辺が田畑や空き地に囲まれてはいるものの、車の流れが多い国道からは脇道に入ってわずか50〜60メートルの距離。
「そばに病院があるとはいえ、どうしても『流し』の窃盗団などが白昼堂々と狙うような場所には思えない」と語る。しかし、事件直後から千鶴子さんの交友や病院関係者ら数百人から聞き込み捜査をしたが、「依然犯人につながるような人物は浮かんでいない」(捜査幹部)状況だ。
◇ ◇
事件は3月13日に発生。午後3時半ごろ、ゴルフ練習場から帰宅した卓郎さんが自宅玄関の土間で血を流して倒れている千鶴子さんを発見。その日は土曜日で自宅敷地内の診療所は午後は休診。卓郎さんは午後2時ごろから趣味のゴルフ練習に出かけていた。
千鶴子さんの頭部には鈍器で殴られたような傷が数カ所あり、さらに顔には刃物による刺し傷や切り傷が数十カ所あった。そばには血の付いた台所の包丁があったが、致命傷を与えたとみられる鈍器は見つかっていない。
顔のみを執ように狙う残忍な手口。千鶴子さんが玄関で応対した様子もうかがえるため、捜査本部は当初顔見知りによるえん恨との見方を強めたが、その後の捜査で室内の数カ所で物色の跡を確認。居間のタンスの衣類が引っかき回されるなどしていたが、預金通帳や手提げ金庫は手つかずのまま。「強盗にしては物色の跡は薄い」と捜査幹部は首をひねる。
家族の証言では、千鶴子さんが愛用していた黒のハーフコートと手提げバッグがなくなっており、盗まれた可能性が高いという。バッグ内には現金やキャッシュカードが入っていたとみられるが、カードを使って現金が引き出された形跡は今のところない。コートは「犯人が返り血を隠すために使用した可能性もあるが、意図ははっきりしない」(県警幹部)という。依然動機の絞り込みは難航している。
犯人が残した遺留品は居間から台所にかけて見つかった血による足跡のみ。靴底の形状からナイキ製の「エアーモック」とみられるが、入手先や使用期間、性別の特定には至っていない。また、指紋も「家族のものも含めて室内に多数あるため絞り込みはできない」(捜査幹部)と有力な証拠にはなり得ない状況だ。
◇ ◇
捜査本部は3月31日に「エアーモック」の写真や千鶴子さんのコート、バッグの絵を公表、捜査本部直通のホットライン(0964・32・8022)も開設した。情報提供を呼びかけるチラシも現場周辺で約5000枚配った。
「国道沿いに不審な車を見た」などと数件の情報はあるが、「犯人に結びつく有力な目撃情報は今のところない」(県警幹部)状況だ。ある捜査員は力を込めた。「本当にささいな情報が犯人に結びつくこともある。引き続き、情報を提供してほしい」(毎日新聞)
[4月14日21時4分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000001-mai-l43