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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040411i401.htm
福岡県警銃器対策課の裏金疑惑で、県警の調査チーム(班長・渡辺達哉総務部長)は10日、「一部で不適切な会計処理が行われ、本来の目的外で使用されていた」と裏金作りを認める方向だ。
一定額を捜査協力者への支出と装って確保し、捜査本部への差し入れや飲食費などに充てていたが、個人的な流用は確認できなかったとしている。警察が不正経理を認めるのは、静岡県警、北海道警に次いで3例目。
裏金疑惑は、銃対課の庶務係長だった元警部が今年3月、「1995年から99年にかけ、架空の情報提供者に謝礼を支払ったように装って、約6600万円の捜査費などを請求。幹部が自由に使っていた」と証言し発覚した。
調査チームは、当時の銃対課幹部など約30人から事情聴取。97年度以前の会計書類は、保存期限が切れ破棄されていたが、保存されていた98、99年度の書類と捜査実績を比べながら使用状況を調べた。
この結果、一部について実在しない人物を「捜査協力者」に見立て、謝礼を支払ったとする虚偽の「支払精算書」の存在が判明。この金は、捜査員の急な出張や飲食費、夜食代などに備えていた。
調査チームは今後、不適切な支出額の算定を進める。銃対課以外の部署について調査するかどうかは、中間報告の最終結果を踏まえ検討する。静岡県警は3月、総務課の旅費の7割にあたる約940万円がカラ出張だったことや、食糧費約100万円が過剰支出だったと判断。約1040万円の不正支出を全国で初めて認めた。
(2004/4/11/03:05 読売新聞 無断転載禁止)