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西武鉄道呆れた後始末、社長交代も堤サンおとがめなし --- 総会屋事件
経営責任明確化のため降格処分となた戸田社長だが、堤会長の処分は今回も見送られた
総会屋への利益供与事件の経営責任をとるとして8日、西武鉄道の社長が交代した。だが、新旧社長の記者会見もなく、発表はペーパー1枚を配布しただけ。世間では「説明責任を果たしていない」との厳しい見方が出ている。
社長交代は、同日午後開かれた臨時取締役会で戸田博之社長(68)が提案。同社では社長の減俸20%1年間、関与役員の降格などの社内処分などを先月22日付で公表していたが、「軽すぎる」と批判の声が。「あの時点では妥当だろうと判断した。世論の批判などもあり、より責任を明確にしようと、戸田社長が決めた」(関達夫広報課長)として今回の再処分となった。
ただ、戸田氏は取締役にとどまり、兼務している西武ライオンズ球団のオーナー代行職(代表取締役)などの進退は決まっていない。
新社長には同日付で、旧運輸省出身で93年に同社入りした小柳皓正専務(63)が昇格。起訴された3取締役は辞任した。一方、代表権を持つ堤義明会長は8日の取締役会に欠席、戸田氏から電話で報告を受けたが、前回に続き今回も事件に対する処分は見送られた。
同社は、事件が発覚した先月1日に戸田前社長が会見しただけで、その後、報道機関からの再三の要請にもかかわらず会見を開いていない。今回の社長交代も会見はなく、文書資料1枚を配っただけ。西武鉄道は東証1部上場会社であり、鉄道という公益企業だけに、事件そのものに加え、事後の対応に対する批判も長引きそうだ。
ZAKZAK 2004/04/09