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六本木ヒルズ森タワーの自動回転ドアの事故で、販売元の「三和タジマ」が2003年末、ビル管理会社「森ビル」に対し、赤外線センサー増設や固定式進入防止さく設置などの安全対策を講じるよう提案していたことが、警視庁捜査1課の調べで分かった。
三和タジマが販売した自動回転ドアが設置されている渋谷区の複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」では、同様の対策が講じられた結果、事故がなくなっていた。
捜査1課は、森タワーでの対策が遅れた理由について、関係者から事情を聞いている。
捜査1課の調べなどによると、恵比寿ガーデンプレイスでは2001年2月末、三和タジマから購入した自動回転ドアを設置し、3月から稼働させていた。森タワーとは別のタイプだったが、1か月ほどの間に子供が挟まれる事故が2件、子供が飛び込むのを止めようとした母親が手を挟まれる事故が1件発生したため、三和タジマ、施設管理会社、テナントの百貨店で安全策を協議。
その結果、〈1〉ドア枠から30センチの位置にある赤外線センサーに加え、60センチの位置にもセンサーをつける〈2〉高さ130センチ、幅約100センチの固定式のステンレス製進入防止さくを設置する〈3〉警備員を常駐させる――などの対策を進めることになった。
一方、森タワーについても、2003年12月に女児が挟まれた事故を機に、森ビル側が安全対策を三和タジマに相談。三和タジマでは、恵比寿ガーデンプレイスの例を示しながら、赤外線センサー増設や固定式さく設置などを提案していたことが新たにわかった。
しかし、今回の死亡事故が起きるまで、現場では2本のポールの間を布製テープで結ぶ「仮設さく」設置などの応急措置しか講じられておらず、捜査1課では、三和タジマの提案後に両社でどのような話し合いが行われたかについて詳しく調べている。
(2004/4/8/03:14 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040408ic03.htm