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http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news004.html
長崎市内の当時中学二年の男子生徒が三月、校舎から転落死した問題で、同市教委は二日、生徒の両親の要請を踏まえ、転落死の原因をあらためて調査することを明らかにした。両親は学校が転落死の経緯を調べた事故報告書などの情報開示も求めていたが、同市教委は「関係文書についてはすべて開示したい」としている。
市教委の調査は、同じクラスの生徒や親しかった生徒、教諭などと面談し、聞き取り方式で行う方針。生徒の動揺などを防ぐために、本人や保護者の事前承諾を得た上で実施する。対象者や調査時期、具体的な質問内容などは、遺族の意向を聞きながら検討する。
同市教委健康教育課は「遺族の原因解明を求める気持ちは分かる。遺族や生徒に配慮しながら調査を進めたい」としている。
男子生徒は三月十日、担任から私生活の指導を受けた直後に校舎そばで亡くなっているのが見つかった。長崎署は遺書とみられる書き置きがあったことなどから、飛び降り自殺とみているが、両親は納得できないとして再調査などを求めた。