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http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news001.html
北九州市警察部の機動警察隊に所属する係長(警部補)が事件処理の際、虚偽の捜査報告書を作成していた疑いが強いことが二日、分かった。事件は窃盗など街頭犯罪が中心で、少なくとも過去半年間だけで十数件に上るとみられる。福岡県警は、公文書偽造容疑などに当たる疑いもあるとみて立件を視野に捜査している。機動警察隊は通常、二人一組で活動しており、ほかの隊員が関与していたかについても慎重に調べている。
調べでは、係長は同警察隊に配属されて約三年。パトロール中に職務質問したり、摘発したりした事件十数件について、罪名を一部変えるなどの手口で虚偽の捜査報告書を作成していた疑いが持たれている。
事件は少年事件が多く、任意で取り調べたにもかかわらず、逮捕したかのように捜査報告書に記載したケースや、各警察署の当直主任の印鑑を勝手に使って、事件処理を管轄の各署に引き継いだように装っていたこともあったという。
係長はすでに、このうち数件については虚偽報告書を作成した事実を認めているという。県警は、浮上している十数件以外にも虚偽作成がなかったかどうか、係長が扱った事件について事実確認を進める一方、当時、係長のパトカーに同乗していた複数の隊員についても関与がなかったかどうか事情を聴いている。
近年、街頭犯罪の抑止は県警全体の課題となっており、県警は、係長が内部的な評価の高い罪名の事件について摘発件数を増やし、実績を上げたかった疑いが強いと判断。県警監察官室のほか捜査二課の特捜班も投入して捜査している。
機動警察隊は初動捜査のスピードアップを目的に刑事課の機動捜査、生活安全地域課の自動車警ら、交通課の交通機動の三隊を統合して二〇〇一年三月、試験的な運用を開始。翌〇二年四月に正式に発足した。一一〇番通報があった場合、事件の種類にかかわらず現場近くにいるパトカーが急行して処理に当たり、その後の捜査については管轄する警察署に引き継ぐ仕組みになっている。
福岡県警は、警察庁が「治安回復元年」を掲げた二〇〇三年、ひったくりや車内荒らしといった街頭犯罪への取り組みを強化していた。