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サントリー(大阪市)の顧客約7万5000人分の個人情報が東京都内の名簿業者に流出していたことが31日、分かった。サントリーが募集した健康食品モニターの応募業務を請け負った都内のマーケティング会社から流出した可能性が高いという。サントリーは「名簿は回収し、二次流出は避けられた」として、流出の事実を公表していなかった。
サントリーによると、流出したのは02年1〜3月に募集した健康食品のモニターに応募した人たちの個人情報。電話受け付けを請け負ったマーケティング会社に応募のあった約9万2000人のうち、約7万5000人分の住所や氏名、電話番号などが流出した。
サントリーは昨年5月になって、マーケティング会社から「個人情報が流出した」との連絡を受け、マーケティング会社に調査を指示した。その結果、同月中旬に都内の名簿業者2社に流出したことが判明し、マーケティング会社がすべて回収した。名簿業者はマーケティング会社に「二次流出はなかった」と話したという。マーケティング会社は同月下旬、顧客情報が不正に社外に持ち出された可能性があるとして、警視庁に届け出た。
サントリー東京広報部の話 お客様情報の二次流出は食い止めることができたと認識しているが、現在、業務委託先の管理・監督体制の見直しを行い、再発防止に向けて取り組んでいる。
[毎日新聞3月31日] ( 2004-03-31-13:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040331k0000e040069001c.html