現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件12 > 505.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
東武鉄道は26日、同社のメール配信サービス「102@Club」の顧客情報13万1742人分の個人情報が流出した可能性が高いことを明らかにした。昨年12月にユーザーに不審な架空請求が届き、調査したところ同社の顧客名簿と同じ表記だったため発覚した。
「102@Club」は列車の運行情報や沿線案内を配信するサービスで、01年11月にスタート。会員は約12万8000人。同社によると、昨年12月1日、会員から架空請求が郵送で送られてきたと届け出があった。名前の一部がひらがなになっているなど、同社に登録したのと同じ表記で、顧客情報が流出した可能性があるとして、サービスを停止するとともに警察に届け出た。
同社で内部調査したところ、架空請求の届出は5700件に上り、いずれも03年3月までに入会した会員(退会した人も含む)だった。さらに、業務委託をしている会社のIDで、通常業務では必要としない会員情報を取得した形跡が発見された。しかし、その際に会員情報が流出したのかを含め、経路の特定はできなかった。同社では「民間企業の調査には限界があり、警察の協力を得なければならない状況になっている」と説明している。
流出したのは氏名、住所などの基本情報で、口座番号などの信用情報は含まれていない。確認されただけで、架空請求の発信元は10社以上にのぼるが、いずれも実在せず、同社では心当たりのない架空請求には絶対に応じないようにと注意を呼び掛けている。
同社では「多大なる迷惑を掛けてお詫びする」と謝罪し、会員、元会員に東武動物公園などの招待券2枚を送る。また、業務委託契約内容の徹底やデータの利用制限、監視体制の強化などの対策を実施。責任をとって根津嘉澄社長、池田操副社長の報酬を3カ月間20%カットし、「102@Club」の活動を3カ月間自粛する。【柴沼 均】
[東武グループ]
http://www.tobu.co.jp/
http://www.mainichi.co.jp/digital/network/today/2.html