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千葉県茂原市の専門学校生の男性(18)と両親が00年、当時中学2年だった男性を県警が逮捕したのは違法として、県(県警)と証言した男性ら2人を相手取り、慰謝料など計約1250万円を求めた訴訟で、千葉地裁(小林正裁判長)は24日「警察官が虚偽の捜査報告書を作った」と違法性を認め、県に約345万円の支払いを命じた。証言者については「あえて男性が犯人とするような証言をしたとまでは認められない」と請求を棄却した。
判決によると、男性は00年2月8日、自宅近くの造成地で枯れ草に火を付け、枯れ草約940平方メートルを燃やした建造物等以外放火容疑で同日、逮捕された。千葉家裁の少年審判では「目撃証言があいまい」などと「非行事実なし」の決定を受けた。
小林裁判長は「男性は放火事件を起こしたことはない」と認定。そのうえで、逮捕の根拠となった「張り込み中、男性が造成地にしゃがみこみ、何かをしていたのを確認した」という内容の茂原署員の捜査報告書について「犯人は男性との見込みに基づき、虚偽の報告書を作成したと言わざるを得ない」と断じた。
県警は「判決の内容を確認し、対応を検討したい」と話した。判決後、記者会見した男性の両親は「事件からの4年は長かった。不満は残るが、県の責任が認められた点は満足している」と語った。【曽田拓】
[毎日新聞3月24日] ( 2004-03-24-22:42 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040325k0000m040094000c.html