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地村さん、蓮池さん、曽我さんの御家族の早期帰国と、
拉致問題の全容解明を求める共同アピール
先に開催された日朝2国間協議や6か国協議においては、被害者本人をはじめ関係者の切実な願いはかなわず、拉致問題解決の糸口はつかめないまま終了しました。
ここに、北朝鮮に対し、次の日朝政府間協議に速やかに応じ誠意ある対応をするよう強く求めるとともに、政府の毅然たる姿勢での交渉を期待し、全国の多くの皆様の御理解と御支援をお願いします。
平成14年9月17日、平壌で行われた日朝首脳会談において、北朝鮮は日本人の拉致を初めて認め、謝罪しました。しかし、会談から1年6か月になる今なお、この問題は未解決であり、むしろ関係者のいら立ち、焦りと不安は増す一方です。
現在、政府は北朝鮮による拉致被害者として15名を認定しており、そのうち地村保志さん富貴惠さん御夫妻、蓮池薫さん祐木子さん御夫妻、曽我ひとみさんの5名は24年ぶりの帰国を果たし、ふるさとの福井県と新潟県で生活の再構築に取り組まれています。しかし、その家族は北朝鮮に残されたままであり、いまだに再会を果たせずに離れ離れに暮らすという辛い日々が続いています。
横田めぐみさん、曽我ミヨシさんほか8名の方に関しては、その情報に疑わしい点が多々含まれており、政府は矛盾点の指摘とさらなる情報提供を要求しましたが、今日まで北朝鮮からの回答はありません。
このような状況は、我々国民の誰もが、到底納得できるものではありません。
今年の2月には、約半年ぶりに日朝2国間協議及び6か国協議が開催されましたが、北朝鮮は漸く実現した公式協議の場においても、拉致問題に対する一片の責任すら感じているとは到底思えない従来どおりの発言を繰り返すのみでした。
更に、しかるべきルートで連絡があるはずの次の日朝協議の段取りについても未だ返事が来ていません。
北朝鮮には、速やかに日朝政府間協議に応じ、誠意ある態度で人道上重大な拉致問題を早期に解決することを強く求めます。
また、政府には、北朝鮮に残された拉致被害者家族の一刻も早い帰国の実現と、安否未確認の拉致被害者の真相究明に国家として全力で取り組まれるよう強く要請するとともに、全国の皆様の拉致問題についての変わらぬ御理解と御支援をお願いします。
平成16年3月22日
新 潟 県 知 事 平 山 征 夫
福 井 県 知 事 西 川 一 誠