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(回答先: Re: 内ゲバ殺人事件:「えん罪」認め賠償命令 東京地裁判決 [毎日新聞]【だから、A君も、長崎の少年も慎重に!】 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 3 月 18 日 10:54:08)
竹中半兵衛さん、どうもです。
「内ゲバ殺人」は、犯行主体のセクトが機関紙などで「○○を粉砕した!」と宣言しない限り、謀略性を疑うべきだと思っています。
セクトにとって、「内ゲバ殺人」はあくまでも政治(革命)運動の一環でありたんなる殺人ではないからです。
困ったことに、左翼過激派の「内ゲバ殺人」は、“主義主張で殺し合いまでしているんだからどうしようもない”とか“自業自得だね”といった雰囲気で受け止められ、その実相をまじめに追いかける人もいません。
それどころか、「内ゲバ殺人」という“事実”が報道されればされるほど、“主義主張で殺し合いまでしているんだからどうしようもない”とか“自業自得だね”といった見方が広がり、「あいつらはとんでもない連中だ」とか、「あいつらはまったく信用できない怖い連中だ」という判断が蔓延していきました。それはほぼ同時に「共産主義や左翼は危険だ」という見方につながるものです。
ですから、権力の謀略による「内ゲバ殺人」は、企てた連中にとって、笑いがとまらないほど効果的なものかもしれません。
“危険な連中”の排除と“危険な思想”への忌避を一石二鳥で達成でき、しかも、自分たちが疑われることもないからです。
一般人を巻き込む現在進行形の「イスラム過激派のテロ」よりも魅力的な謀略と言えます。
もちろん、このような権力の謀略がもっともらしく見える遠因をつくったのはアホなセクトです。
端緒からすでに謀略があったかどうかはわかりませんが、理論的運動論的対立を「内ゲバ」なるもので解決できるという考えに罠が潜んでいたわけです。
しかし、権力機構が、人殺しに手を染め、それを対立するセクトの犯行としたり、無関係の人を容疑者とするほうが比較にならないほど邪悪です。
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「この世にこんなことがあっていいのか?」(<上>の帯より)――腹の底からの怒りを込めて、「内ゲバ」報道によって覆い隠されてきた謀略虐殺事件の真相が、実証と推理にもとづいて暴きだされています。本書全篇に、反権力のロゴスとヒューマニズム溢れるパトスがみなぎっています。本書の根底に流れている謀略粉砕の闘志は、「国家テロル」の虐殺行為を「限りなき正義」と呼ぶブッシュ・ブレア・シャロン、そしてコイズミらの狂った頭脳をも根底から射抜くものとなっています。
あかね図書販売(編集委員会)