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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040317-00000001-mai-l09
◇「受領した総額も高額」
鹿沼市環境対策部の幹部職員、小佐々守さん(当時57歳)が拉致、殺害された事件で宇都宮地裁は16日、実行役の1人とされる吉田義雄被告(61)に懲役17年(求刑・懲役20年)を言い渡した。同じ実行役とされ、懲役14年の判決が確定した高木誠受刑者(54)を上回る量刑について、飯渕裁判長は「果たした役割は実行役の中で田村(被告)に次いで大きい。受領した(報酬の)総額も高額」と指弾した。
上下グレーのスウェット姿で入廷した吉田被告は、判決の言い渡しに続き事実の経過や量刑理由が読み上げられる間、表情や姿勢をほとんど変えることなく聴き入っていた。だが、閉廷直前、「一つ言っておきたいことがある」と切り出し、裁判長の制止を聞かず「(遺棄現場は)湿原ではなかったかと思う。1日も早く探して小佐々さんが出てこないと」と一気にまくし立てた。
判決後、小佐々さんの妻洌(きよ)子さんは「(吉田被告の不規則な発言は)あまりにも身勝手でイライラし通しだった。夫の死に対する冒とくで、何らかの形で撤回してほしいと思う」と述べ、吉田被告が殺人と死体遺棄について全面否認していたにもかかわらず、「不合理な弁解」として罪を認めたこの日の判決について「裁判長は(事実を)きちんとみてくれている」と語った。
吉田被告の弁護人は「遺体を見つけてほしいという言葉は本人にとっての謝罪だったと思う。(量刑については)17年ならやむを得ないと思う」と話した。【関東晋慈】(毎日新聞)
[3月17日19時7分更新]