現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件12 > 247.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
神奈川県警本部の生活経済課と大船署に勤務する巡査部長2人が、風俗店の摘発情報を外部に漏らしていた疑いが強まり、県警は11日午前、2人の本格的な取り調べを始めた。
地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いがあると見て事情を聞いており、容疑が固まり次第、逮捕する方針。2人が業者側から現金を受け取っていたという情報もあるため、県警では収賄容疑も視野に入れて捜査を進める。
調べによると、2人は県警が大船署を拠点にして昨年夏ごろから内偵を続けていた神奈川県鎌倉市のJR大船駅周辺の風俗エステ店の摘発情報を業者側に漏らした疑いが持たれている。県警は業者側からも事情を聞いている。
警視庁が昨年4月に組織犯罪対策部を設置して、新宿・歌舞伎町などで違法風俗店の集中摘発を行ったのを受け、新宿の風俗店や不法滞在者が首都圏各地に分散する恐れがあるとして、首都圏の警察では歓楽街などの摘発を強化していた。神奈川県警でも横浜市や湘南地方の繁華街などで大規模な取り締まりを繰り返し実施していたが、大船署管内の摘発がたびたび空振りに終わっていたことから、情報漏えいの疑いがあるとみて、内部調査を進めていた。
すでに、2人の銀行口座の調査に着手しているほか、取り締まりに携わった他の捜査員らから事情を聞くなどしており、県警は情報漏えいの全容解明を急ぐ。
神奈川県警では、2001年8月、銃器対策課の巡査部長が情報提供者の暴力団組員に捜査情報を漏らし、見返りとして現金14万円を受け取ったうえ、女性を紹介されていたことが判明。巡査部長は受託収賄容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。2002年12月には、鶴見署の巡査部長が、軽乗用車の使用者を知人の調査会社社長に漏らしたとして、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで逮捕され、有罪判決を受けている。
警視庁でも昨年10月、個人の犯歴情報を提供するなどの便宜を図った見返りに、会社役員から計約1000万円を受け取っていたとして、第9機動隊の警部が収賄容疑で逮捕されている。
(2004/3/11/14:40 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040311it06.htm