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こちらで
http://www.asyura2.com/0403/nihon12/msg/227.html
>あなたへのレスは一回だけにしときます
と宣言されてしまいましたが、拉致問題にとどまらない重要な点があると思うので私の思うところを書きます。
>しかし,人一人助かるか助からないかというときに,よくこういうこと言いますね,あなたみたいに政治優先で人を見殺しにしちゃう人のことを,20世紀にはファイシトと読んでいたんじゃないですか(笑)
とやましたさんは書いています。あたかも「政治優先」と「人権優先」が絶対的に対立するかのように。
しかし、政治と人権は絶対的に対立するものではありません。政治が人権を救うこともあります。
拉致問題で運動している人の一定部分は、「被害者を救いたい」という純粋な意志で運動しているのでしょう。しかしそれが他人を殺しているわけです。
拉致問題によって、日本の朝鮮への食糧援助が途絶えています。そのことによって万単位の死者が出た可能性がある。拉致問題を追及することによって、数万人を殺したかもしれないというためらいや自責を持つべきではないでしょうか。
東アジアの民衆の幸福という観点から見れば、拉致問題は追及しないで封印しておき、国交正常化を進めるのが一番だったでしょう。これを「政治優先で拉致被害者を見殺しにする」といわれるかもしれませんが、100人を救うために1人を犠牲にするというようなことはよくあるのではないでしょうか。拉致問題で日本と朝鮮の関係が悪化して、戦争が起きれば何万人が死ぬのか。戦争が起きないまでも、食糧援助が途絶えることによって何人が死ぬのか。そのことを考えれば、安易に「被害者救出」などといえないはずです。拉致被害者は多くて100人程度でしょう。国交正常化・食糧援助によって救われる子供たちの数は万単位であることは間違いありません。どちらが重要なのでしょうか。