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(回答先: 本当のことが知らされないアナタへ:「坂本弁護士一家殺害事件」で見せた神奈川県警のデタラメな対応 [麻原国選弁護人渡辺脩氏の著作より] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 09 日 02:10:27)
オウム麻原被告の国選弁護人である渡辺脩氏の著作『麻原を死刑にして、それで済むのか? − 本当のことが知らされないアナタへ −』(三五館・1300円・04年2月29日初版発行)が示す「坂本弁護士一家殺害事件」における捜査や裁判のデタラメぶりである。
● 実行行為告白の重大な疑問点
P.109
「 最終弁論では、殺人の自白を含む岡崎証言の虚偽性が多角的に解明されているが、ここでは、殺人の実行行為に関する部分を取り上げてみる。
岡崎自白によると、自室で寝ていた坂本弁護士の頸に腕を回して締めて窒息死させたということになっている。しかし、その殺し方であれば、必ず折れていなければならない喉仏の軟骨が折れていないのである。
医師・伊藤順通の「死体検案書」に、その骨折の記載がないだけではなく、遺体(弁護人らは坂本弁護士の遺体であるとの詔子がないと争っている)の写真では、その骨が折れないで残っているのだ。
殺害方法に関する岡崎自白は明らかに遺体の客観的状況・証拠に反していて虚偽である。
また、自白では、遺体を埋める時に、人相が分からないようにするために、顔や頭を叩き潰したということになっていて、坂本弁護士の遺体とされている死体にも顔面・頭蓋底陥没骨折の大きな損傷が残されていた。
しかし、痛いが古くなって傷みがひどいために、それらの大きな損傷が死後のものであることを確定的に示す組織検査などの証拠は存在していない。
検察側には、その大きな損傷が死後のものであったことを100%立証する義務がある。もし、その損傷が生前のものであれば、顔面・頭蓋底陥没骨折等の痕跡の残っていない坂本弁護士宅室内の殺害行為ではないことになり、死後の遺体損傷という話も嘘であったことになるからである。
つまり、殺人の実行行為と遺体損傷に関する自白の筋書全体が根底から覆ってしまうのである。
そして、その「遺体」に関する医師・伊藤順通作成の「死体検案書」(書類の形式も「鑑定書」になっていない)は、伊藤の証言によっても、その作成経過と検案の内容が一切が不明確であって、岡崎の自白に合わせた検案・証言としか言いようのものであった。
「オウム関連事件」の発覚前の平成二年段階では。必要な捜査を信じがたい怠慢捜査でスポイルし、その発覚後の一九九五(平成七年)段階ではこれまた信じがたいほどにでたらめな医師・伊藤順通の「死体検案書」という証拠を作り上げたところに、「オウム事件」の異常な捜査の典型例が示されている。」