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昨年1年間に全国の空港や港で行われた出入国審査で見つかったニセ旅券などの偽造・変造文書は延べ3660件にのぼり、前年より41%も増えたことが8日、法務省のまとめでわかった。
文書の内訳は、旅券が前年比11%増の1703件、査証(ビザ)が同39%減の130件、日本や外国のニセ出入国スタンプを押したり、自分と似た年格好の他人の旅券を使って出入国を図る「なりすまし」を含む「その他」が同118%増の1827件だった。
「なりすまし」は、旅券は本物なので発見は困難だが、各国を問題なく出入国してきたと見せかけようとニセのスタンプを押していることから発覚するケースが多い。旅券の偽造の中でも、申請段階から他人のふりをする形の「なりすまし」が増える傾向にある。同省では「なりすまし」が今後も増える可能性が高いと見て、警戒を強めている。
偽造旅券を摘発された1703件を国別にみると、中国が913件(前年比57%増)で最も多く、全体に占める割合は54%にのぼった。次いでイランの147件、タイの142件だった。
ビザがないことなどを理由に外国人の上陸を拒否した件数は前年比7%増の9806件。国別では、韓国が2290件で最も多く、次いで中国の1304件、台湾の759件。増加率では、前年比373%増のロシア(326件)、同260%増のモンゴル(320件)が目立った。不法就労などをあっせんする日本のブローカーが、審査が比較的緩やかなロシアやモンゴルからの受け入れに力を入れたためと見られている。
(2004/3/8/20:14 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040308it13.htm