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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00000199-jij-soci
5日午前11時45分ごろ、東京都中央区銀座5の宝石店「ル シュプール ディアマン クチュール ド マキ」に、2人組の白人の男が客を装って押し入り、男性店員に催涙スプレーを吹き付けた。2人組は店員を殴り、ダイヤのネックレスなど貴金属12点(販売価格計約34億9000万円)を奪って逃走した。警視庁組織犯罪対策部は築地署に特捜本部を設置し、強盗傷害容疑で捜査を始めた。約35億円の被害は、国内の強盗事件としては過去最高。
調べによると、2人組のうち1人が、同店1階で店員に片言の英語で、「お土産にしたい」と話しかけた。男性店員がこの男を、高額の商品が陳列してある3階に案内したところ、いきなり襲われた。男は持っていた鉄製のハンマーでガラスのショーケースを破り、中から貴金属を奪ったという。
2人組は、いずれも35―40歳。1人は身長1メートル85、茶色の髪で白っぽいコートにサングラス姿。もう1人は身長1メートル70、黒髪に灰色の上着姿。ともに変装用のカツラを着けていたとみられる。3階で貴金属を奪ったのは茶色の髪の男だった。
目撃者によると、2人組は同店を出た後、路地に逃げ込み、事前に準備したとみられるバイクで2人乗りで逃走したという。
特捜本部によると、店内には、犯人が使った催涙スプレーの缶、フィルムの入っていないカメラ、ハンマーが残されていた。また、逃走した路地から血痕が見つかっており、犯人はガラスケースを割った際、けがをしている可能性がある。
同じ2人組とみられる外国人が、先月末と今月2日の2度、同店を訪れており、2回目の来店時には銀製のスプーンなど13点(17万2000円相当)を購入していた。
また、不審な外国人が現場周辺をビデオ撮影する姿も目撃されており、同本部では、入念に下見した上での計画的犯行とみて調べている。
同店を経営する「三貴」(東京都豊島区)によると、盗まれたのは販売価格30億円のネックレスのほか、イヤリングや指輪など計12点。
ネックレスは、25・11カラットの大粒のダイヤと、116個の小粒のダイヤ(計125・20カラット)が使われており、同店内に展示されている宝石類の中で最も高価な商品だった。同社が1991年に同店を出店する際、記念として作ったオリジナル商品だという。
現場は銀座4丁目の交差点から南西に約50メートル入った繁華街の一角。
同店は4階建てで、当時、4人の店員がいた。警備員は常駐させていなかった。
特捜本部によると、同店では通常、3階に客を案内する際、2人の店員が客に付き添うが、この2人組は最近、商品を購入したばかりだったこともあり、店員1人が対応したという。(読売新聞)
[3月5日23時37分更新]