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(回答先: 北一輝は、かなりクールなお方? 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 6 月 11 日 07:16:29)
ジャック・どんどんさん、こんにちは。
北一輝は、日本の現状そして中国の実状を見て、革命を断念したクールな人だと思っています。(川内康範は戦後日本の現状を見て「レインボーマン」でそれを揶揄したホットな人だと思っています)
>神(天皇)によって処刑された子供たち=『神々の軍隊』の面々は、今のご時世をど
>のような思いで、眺めているのでしょう。
天皇を含めた今の日本そして日本人を眺めておったまげているでしょうね(笑)
そして、もう、どうこうできるものではない、好きに破滅に向かってくれと絶望しているかもしれません。
>追伸:月光仮面世代でいらっしゃるということですが、鶴見俊輔さんなんかはご存知
>でいらっしゃいますか。
鶴見俊輔さんの書籍は数冊読んでいます。(記憶はほとんどありません)
哲学に限らず、どのような言説(話)も、どれだけわかりやすい言葉で表現できるかが、語る人の到達度(理解度)を示すものだと思っています。
ただわかりやすい言葉は受け手によって様々に解釈されがちのものですから、語る人の真意が伝わらないという弊害も生じます。(自由・愛・権利などよく使われる言葉のほうが落とし穴があります)
そして、受け手があまり考えたことのないテーマだと、どれだけわかりやすく書いても、ピンとこない(理解してもらえない)ものもあります。
最悪は、「利口の壁」を築いている人です。
いちばん重要なことは、目標やそれに至る手段と方法を具体的にわかりやすい言葉で書くことだと思っています。
「愚民党さんへ、こんなアナーキズムはいかがでしょうか?」( http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/874.html )で引用されていた鶴見俊輔さんの言説は、気持ちもわかるし身構えとしても共感できるものですが、出発点から一歩も進んでいない印象を受けました。(思念的に降りていった後に上がってきて、さてどうなのかが抽象的なものでしかなく具体的には書かれていないという意味で...)
個の存在性まで思弁的に降りていった後に掴んだ「民族主義」とは何か?それは国民国家主義とどう違うのか?
『民族主義をとおしてのインターナショナリズム』という表現であれば、民族主義が優先度が高いと解釈できるので、インターナショナリズムという大げさなものではなく国際関係で済むのではといった問いを投げ掛けることができます。