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(回答先: エゾテリック革命は可能か 投稿者 マチウ・ドラリュ 日時 2004 年 5 月 04 日 21:48:41)
「二つ目はより深刻かつ存在論的アポリアで、
「なぜ、全能の神が創った世界に悪や悪魔が存在するのか」という問いだ。
このアポリアを巡り、グノーシス的な発想が、
ネストリウス羽ポゴミル派、カタリ派などとして延々と異端として残り続けた。
マニ教的、ゾロアスター教世界観なら、はじめから、世界は「神と悪との闘争の場」であり、
二元論だから、上記の矛盾は生じない。
「全能の神」を措定することで、背理を抱え込んだわけだ。
なんとなく、「ゲーデル」問題にも通ずるアポリアだ。」
私には、出発点(全能)がとても信じられないということで、
それ以上の興味は湧きませんね。
「全能の神」の正体は、アッシリア帝国などの「帝国」の征服王ではないかな。
「小生は欧州の宗教基盤はもう少し、汎神論的、エソテリックなものだったように思う。
ドルイドもそうだし、北欧のラグナロク神話、メソポタミアの信仰などは、
キリスト教の古層にずっとのこっていたのてではないか。
「黒いマリア」がそうだし、ルルドの奇跡や、ファティマの奇跡などという形で「超越的な神秘体験」は何度も噴出している。
東欧などに残る祭礼でも、秋田のなまはげのような行事が今も演じられており、キリスト教もマルクス主義もこうした民衆信仰に一指も触れられなかったことは明らかだ。」
「全能の神」による世界創造という”フィクションは、民衆の深層心理まで届いていないのは明らかだろう。」
日本列島でも似た構造があると思われます。
しょせん日本人ですから、日本のことの方がよく分かると思いますよ。
私も向こうの本はいくつも読みましたが゛
やっぱりイマイチぴんとこないですね。
縄文文明にはケルトやドルイドに似た要素があるということはいわれています。
ホツマ文字がルーン文字マトリックスに似ているという話もある。
キリスト教による土着精神の抹殺や中東人種の欧州貴族乗っ取りは、
日本における仏教をかついだ外来勢力による土着精神や文字の抹殺、
そして半島大陸系種族による貴族階層乗っ取りと似たプロセスです。
「この「超越的神秘体験」については、機会を改めて論じるが、
「神」の存在を人々が確信するのは、壮大な神学体系よりは、こうした「超越的神秘体験」だ。
素朴実感主義という批判もあるが、笠井氏らも、労働価値説による革命では大したことはできない、と考えて、こうした現実を超越していく神秘体験の彼方に「革命」を夢見たのだろう。
ブランキやランボーにもこういう資質は強く感じられる。」
うーん。 私は、ここは彼の妄想という感じがしますね。
「超越的神秘体験」というのは、何だか怪しいなあ。
薬物中毒みたいなものなのではないか?
そういうものがもしあるとしたら、
ありふれた優しい日常生活の慣習風習の中にこそ残っているものと思う。
とりあえずひとくぎりという感じがしますね。
どうもありがとうございました。