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(回答先: 日本の月探査機さらに3年延期、計画中止の可能性も【読売新聞】 投稿者 ほっくん 日時 2004 年 8 月 12 日 00:48:41)
月探査衛星「ルナーA」に不具合 計画見直しへ
http://www.asahi.com/science/update/0811/002.html
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日本初の月探査衛星として開発中の「ルナーA」について、宇宙航空研究開発機構は11日、観測装置に不具合が見つかったため、計画を抜本的に見直す、と宇宙開発委員会に報告した。これまで打ち上げ予定時期が当初の95年から計6回延期され、開発費は約230億円投じられている。宇宙機構は来月までに、打ち上げ中止も含め、結論を出す方針だ。
ルナーAは旧・文部省宇宙科学研究所が91年から開発。衛星の母船から地震計などを積んだヤリ形の観測装置(高さ80センチ、直径16センチ)を月面に打ち込み、内部構造を調べて、月の起源と進化を探る計画だ。
宇宙研を引き継いだ宇宙機構は、昨年秋から相次いだ火星探査衛星「のぞみ」や地球観測技術衛星「みどり2号」の失敗を受けて、開発中のすべての衛星を総点検した。その結果、ルナーAの母船とヤリ形の観測装置を結ぶ無線回線に問題があり、通信時間を十分確保できない恐れがあることが分かった。月面に打ち込む衝撃に耐えられるよう、観測機器のバックアップ措置も必要で、これらの改良に3年と約20億円の追加費用がかかると判断した。
同機構は「さらなる時間と経費が必要で、計画断念も含め、検討せざるを得ない」と説明している。近く、外部委員を含む検討会を設け、来月までに結論を出す予定だ。
ルナーAは今年3月にも、搭載する米国製器具に不具合が見つかり、今夏の打ち上げ予定が6回目の延期となっていた。 (08/11 22:30)