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土星の衛星タイタンに降下する小型 探査機ホイヘンス(想像図、ESA提供) |
ホイヘンス(直径2.7メートル)は昨年12月24日、土星を周回している米航空宇宙局(NASA)の探査機カッシーニから切り離され、徐々にタイタンに近づいた。時速2万2000キロで大気圏(高度1270キロ)に突入した後、パラシュートで減速しながらタイタンの地表へ降下した。
タイタンは太陽系の中で唯一、厚い大気をもつ衛星で、その大気が邪魔になって地表の様子はほとんど分かっていない。
各種の観測機器を積んだ小型探査機 ホイヘンスの模型=AP |
順調でも、電源は着地後30分しかもたないという。
タイタンの大気には、生命誕生に必要な炭化水素のメタンが1〜6%ほど含まれ、35億〜38億年前に生命が誕生する以前の地球の環境に似ている。気温が低いため液体の水はなく、生命そのものも存在しないとみられるが、炭化水素の海や湖が見つかる可能性はある。
ホイヘンスが送信してくる画像や数値を詳しく分析すれば、地球で生命が誕生した謎を解く手がかりが得られるとも期待されている。
(01/15 01:34)