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01/05 19:32 災害情報源として孤軍奮闘 アチェ州地元紙が再発行
「新聞でアチェの人々に生きる希望を与えたい。それが使命だ」
。スマトラ沖地震で最大の死者数を出したインドネシア・アチェ州
で、壊滅的被害を受けた同州唯一の地元紙「スランビ・インドネシ
ア」が発行を再開、被災者の貴重な情報源として孤軍奮闘している
。
同紙は一九八九年に創刊。州内の拠点は計七カ所で、本拠地のバ
ンダアチェとロクスマウェの二カ所で印刷し発行部数は約三万部だ
った。
震災で事務所に被害がなかったのはロクスマウェだけで、バンダ
アチェの印刷所も消失。計約二百七十人の社員のうち、約六割の消
息が不明だ。
ロクスマウェ事務所の責任者イスマイル記者は「アチェ復興に向
けて一刻も早く新聞発行を再開すべきだ」と訴え、今月一日からの
再発行にこぎつけた。同記者ら十数人が同事務所で寝泊まりしてい
る。
ロクスマウェの四人の記者に加え、協力関係にある国内の他の地
方紙から計六人の記者が加わり、取材・編集を担当。バンダアチェ
にも仮設事務所を開いた。
紙面も半減したが、ロクスマウェで一万―一万二千部を印刷し、
バンダアチェやロクスマウェなど同州北岸部の避難所などで七日ま
では無料で配布する。
「一、二カ月は震災に関することは何でも報道する姿勢に徹する
。死者よりも生存者に焦点を当てるなど独自の記事で数カ月は紙面
を埋めて行く」(イスマイル記者)方針だ。
被災者の伝言板コーナーも設け、携帯電話のショートメールでメ
ッセージを受け付けている。(インドネシア・アチェ州ロクスマウ
ェ共同=八谷敏弘)
20050105 1932
[2005-01-05-19:32]