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インドネシア民主化支援ネットワーク(ニンジャ)
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■スマトラ島沖地震:アチェの被災情報 ※アチェ問題についてはこちらをご覧ください。
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ニンジャは、
・ボランティアによる支援活動を容易にすること
・支援活動を阻害し、被災者にさらなる恐怖を与える軍事作戦をただちに止めること
を求めます。
2004年12月31日更新
・現在まで収容できた遺体は、やっと40%である。アチェに入っている物資は人手不足のため配給できず、そのため多くがインドネシア国軍兵士に売買されている。それに加えて、31日にはもっとも被害の甚大なムラボーに行くボランティアに対する軍の検問までおこなわれた。ボランティア、とくに海外からのボランティアが、こうしてアチェに入るのが困難になっている。(FPDRA, 04/12/31)
・メダンとバンダ・アチェからの情報によると、現在、数千トンの援助物資がメダンのポロニア空港、バンダ・アチェのスルタン・イスカンダル・ムダ空港に積まれている。われわれのボランティアが輸送手段を準備し、メダン空港からの配給を手伝おうとしたが、インドネシア国軍はそれを許さなかった。被災者の手に届くかわからないという理由だったため、担当官が同行することを提案したが、やはり拒否された。アチェ空港でも同様の理由で拒否されたうえ、ボランティアが運ぶためには、その物資を送った機関からの委任状が必要だと言われた。しかしアチェに、どうやって手紙を送るのか? また遺体の収容が遅れている。現在もっとも必要とされているのは、遺体収容のための道具である。国際社会に支援を求めたい。 (Posko, 04/12/31)
2004年12月30日更新
・バンダ・アチェの避難民キャンプには、まったく援助が届いていない。援助はメダンで押さえられてしまっている。共用の台所もなく、避難民は料理することもできない。1m歩けば遺体が転がっている状況である。家族・親戚を探しているとアチェ外から来た人びとが、女性の遺体から貴金属を奪うという事態も発生している。29日、北アチェ県からビルン県にかけて、津波が押し寄せるという噂が一斉に流れた。扇動した人がいるのではないか。(現地との電話連絡, 04/12/30)
・インドネシア国軍による自由アチェ運動(GAM)に対する軍事作戦は、現在もつづいている。30日は東アチェ、北アチェ県で軍事作戦が展開され、東アチェ県ではGAMメンバー2人が射殺された。GAMは、地震後停戦を表明しており、武力衝突は起きなかった。(電子メール, 04/12/30)
・現在まで把握できている避難民の状況
バンダ・アチェ:Pendopo800、スラバヤ交差点1000、クデ・ビン200
大アチェ県:ダルサラム2000、ウレェ・カレン3000、ランバロ交差点1万2.000、カイェ・アダン・スリムン2500、ブラン・ビンタン6000、ランプヌルット1000、ダルル・イマラ5
ピディ県:レェ交差点5500人、シグリ7000、ウレェ・グレェ5000
北アチェ県:グドン・モスク4000、ムナサ・グドン2000、ムナサ・ムロン2500、ムナサ・クデ・バユ3500、ポリテクニク・モスク2000、チュッ・ムティア病院2000、ヒラク広場9000、ウムラ・モスク1500、ロスマウェ・スタジアム2000、マリクサレー大学3000
東アチェ県:タノ・アヌー1000、カンプン・バロ高校2500、郡庁舎4000、ビンジェ2000(SIRA, 04/12/30)
・バフティアル・ハムシャ社会相、インドネシア汚職監視団(ICW)、トランスパランシー・インターナショナル・インドネシアなどNGOは29日、厳しく監視しなければ、多くの救援資金が汚職で不正流用されると警告した。インドネシアでは政府予算の30%が汚職で消える。(Dow Jones, 04/12/29)
・30日までの死者数はアチェ州で4万5029人、北スマトラ州で239人。アチェの死者の内訳は、バンダ・アチェ9032、クルン・マネー117、東アチェ 41、ロスマウェ157、ビルン191、ピディ1359、北アチェ1540、ナガン・ラヤ168、アチェ・ジャヤ1万5000、チャラン5000、シムルー4、サバン20、ムラボー3400、西アチェ9000となっている。行方不明者は1237人となっており、その内訳は東アチェ5、ロスマウェ89、北アチェ443、ナガン・ラヤ700である。(Antara, 04/12/30)
・西アチェ県ムラボーの避難所は4カ所(Kompi 8、公立病院、第1高校、軍分区寮)。ロスマウェ、バンダ・アチェ、遺体収容のための輸送手段なし。シムルー島、28日には水位1m上昇。(電子メール, 04/12/30)
・以下、ロスマウェ在住大学生からの情報。28日:遺体袋、衣類、テント、医薬品、毛布、コンロ、食糧、水が緊急に必要。29日:収容遺体数が多いのはタナ・パシル地域、50遺体はすでに埋葬された。避難民はロスコンに避難、食糧は不足、腹痛・痒み・寄生虫などの病気が発生。(電子メール, 04/12/30)
・アルウィ・シハブ国民福祉調整相は29日、ユドヨノ大統領が、アチェへの支援すべて、国民福祉担当調整相を通じて受け入れると定めたことを明らかにした。(TEMPO Interakif, 04/12/29)
・外国援助機関のアチェ入域に2週間の手続きが必要との報道。とても待てないとメダンからアチェ入りしたオランダ人は、途中で軍の検問に遭い、10万ルピア要求された。(電子メール, 04/12/30)
2004年12月29日更新
・現在まで、アチェ外からの支援物資はすべて、インドネシア国軍によって、メダンで止められている。国軍は、全物資が国軍を通じて配給されなくてはならないと主張している。(電子メール, 04/12/29)
・副大統領、アチェがもはや非常事態ではないと述べるが、入域できるのは医者、技術者、ソーシャルワーカーなどに限定されると強調。(Kompas, 04/12/29)
・午前10時(西部時間)ごろ、国有電力会社(PLN)が電気を復旧したところ、ケーブルが切断されていたり濡れていたりしたため、火事が発生した。(電子メール, 04/12/29)
・Kontras(行方不明者と暴力犠牲者のための委員会)が入手したデータによる避難民数は以下のとおり。北アチェ県:ムアラ・バトゥ5427人、チュット・ムティア病院8000人、クデ・シンパン・ムリン5000人、バユ・サッカー場4000人、ジュンパ県:マタン50世帯。なおKontrasは29日、船便および航空便で衣料品、食料、木材などを送っている。またスタッフ2人がガルーダ便でアチェに向かっている。バンダ・アチェのボランティア3人とも連絡がとれた。(Kontras, 04/12/29)
2004年12月28日更新
・女性活動家チュッ・ヌル・アシキン、自由アチェ運動(GAM)和平交渉担当者ソフヤン・イブラヒム・ティバ、バンダ・アチェのクダ刑務所で死亡したと判明。(電子メール情報, 04/12/28)
・28日17時15分(西部時間)までの死者数(社会省確認)は1万2322人。内訳はバンダ・アチェ9000、ピディ1359、クルン・マネ117、ビルン191、東アチェ40、北アチェ1202、ロスマウェ157、サバン20、ニアス227、中タパヌリ1、チェルミン海岸8。(detikcom, 04/12/28)
・インドネシア政府、非常事態地域であるアチェへの入域について、海外の人道支援団体に対して便宜を図る予定であることを明らかに。ただし3日間は、国内からの支援に集中するという。(indosiar.com, 04/12/28)
・現在、ロスマウェ周辺は電話線・電気とも復旧した。メダンからロスマウェに向かうバスは満員である。治安部隊のスウィーピング(検問)も引き続きおこなわれている。(現地との電話連絡, 04/12/28)