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スマトラ沖地震で1日の長さが100万分の3秒変化?
【ワシントン=笹沢教一】米地質調査所のケン・ハドナット博士は28日、読売新聞の取材に対し、インドネシア・スマトラ島沖地震(マグニチュード9・0)の影響により、地球の1日の長さが100万分の3秒変化し、地軸の位置が約2センチずれた可能性があることを明らかにした。
ただ、あくまでも計算上の数値であり、判明したのもその変化の量だけで、ハドナット博士は「理論上は地球の自転に何らかの影響を与えたと考えられるが、観測で確認できる限界値以下」としている。
ハドナット博士によると、この計算結果は、地質調査所やカリフォルニア工科大、米航空宇宙局の研究者の間で議論されたもので、プレート運動の影響を考える上での仮説に過ぎず、博士は「地震が地球の自転を変えたと強調すべきでない」と呼びかけている。
(2004/12/29/19:41 読売新聞)