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新潟県中越地震で、震度7を記録した同県川口町から魚沼市にかけて、建物被害が集中した「激震ゾーン」がある、と新潟大の調査団が11日、同大での中間報告会で発表した。本震(10月23日午後5時56分)と、余震(同6時11分)の震源を結んだ線(北東―南西)の約1キロ東側に、ほぼ平行に延びているという。
調査団の卜部厚志・積雪地域災害研究センター助教授らのチームによると、激震ゾーンは川口町の田麦山から、旧堀之内町(魚沼市)新道島を結ぶ幅約500メートル、長さ約6キロの範囲。
建物の外見から損壊の程度や倒壊率を判定した。激震ゾーン内では、木造の建物や車庫の約9割が大破や倒壊したほか、コンクリートで基礎をつくった雪国仕様の高床式住宅でも損壊が見られるなど、大きな被害が集中していた。
ゾーンのすぐ近くには、コンクリートが崩落した国道17号の和南津トンネルや、橋脚が破損した上越新幹線魚野川橋梁(きょうりょう)などもある。
同チームは、これら二つの震源を結んだ線上に本震を起こした断層があると見ている。卜部助教授は「断層がずれた大きなエネルギーが、やや斜めに地表に伝わったのではないか」としている。
調査団は、小千谷市や長岡平野東縁部にも、激震ゾーンほどではないが被害が大きいゾーンがあると見ており、今後調査を進める方針だ。
(11/12 14:12)
http://www.asahi.com/science/update/1112/001.html