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http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20041103k0000m040086000c.html
新潟県中越地震で、魚沼市(旧堀之内町)の男性が2日、疲労とストレスによる急性心不全で死亡し、死者は37人となった。川口町で通行止めが続いていた国道17号が10日ぶりに全面復旧。上越新幹線は4日から長岡−燕三条間の運転を再開する。
新たに死亡したのは、魚沼市原、無職、瀧沢義一さん(69)。小出署によると、2日午前7時半ごろ、自宅寝室で死亡しているのを家族が発見、疲労やストレスによる急性心不全と診断された。妻と長男夫妻、孫2人の6人暮らしで、地震後は26日まで、夜は車内で寝る生活を続けた。27日以降は自宅で過ごしたが、心臓に持病があり、家族に「胸が痛い」「疲れた」と話していたという。
一方、気象庁は2日、状況に大きな変化がなければ、マグニチュード(M)5.5(所によって震度5強)以上余震の発生確率が10%未満になるのは今月中旬、M5(同5弱)以上が10%未満になるのは来月初めごろとの見通しを発表した。M6(同6弱〜6強)以上は「最も危惧(きぐ)される時期は過ぎた」と説明し、発生確率の発表を中止した。2日午前10時から3日以内にM5.5以上が発生する確率は約20%、M5以上は約40%という。
同庁はまた、23日午後5時56分の本震で、山古志村の震度は6強だったとみられると発表した。県職員が、震源の北北東約4キロに位置する村役場敷地内の震度計のデータを確認した。
2日午前0時40分ごろ、川口町で震度4の余震があった。震源地は中越地方で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すMは推定3・9。各地の震度は次の通り。震度3=小千谷市、魚沼市(旧堀之内町)▽震度2=魚沼市(旧広神村、旧湯之谷村、旧守門村)、中里村、小国町【鳴海崇、鯨岡秀紀】
毎日新聞 2004年11月2日 20時44分