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http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20041102k0000m040055000c.html
新潟大医歯学総合病院は1日、新潟県中越地震で車中泊をしている被災者の男女17人を検査したところ、6人にエコノミークラス症候群の中期症状であるふくらはぎの静脈血栓が見つかったと発表した。今回の地震では同症候群とみられる肺塞栓(そくせん)で2人が死亡しており、同病院は医療用ストッキングの配布など早急な対策を県などに提言した。
同病院呼吸循環外科の榛沢和彦医師(43)が先月31日に小千谷市内の6カ所で、検査を希望した男性1人、女性16人を診察した結果、6人のふくらはぎの静脈に血栓があった。うち5人は血栓部分の血管が通常より2倍近く広がって血液の流れが遅く、血が固まりやすい状態。6人中2人はふくらはぎの腫れなど自覚症状もあった。
同症候群は血液がどろどろになる初期症状から始まり、末期には肺や脳などの血管に血栓がつまる。ふくらはぎの静脈血栓は中期症状とされる。
同病院は、エコー装置で車中泊者のふくらはぎ部分を調べることや、肺塞栓の予防に効果的な「弾力ストッキング」の配給などを提言。弾力ストッキングは普通の製品より足への圧迫力が5〜10倍強く、静脈血の還流を助け、血栓をできにくくする効果があるという。
県警によると、1日現在、県内で同症候群で死亡したとみられる被災者は2人。もう1人も疑いを捨てきれないという。また、県病院局によると、中越地区の県立病院で先月28〜31日に同症候群の疑いがあると診断された車中泊の被災者は、今回の6人を除いて8人いた。【鳴海崇】
毎日新聞 2004年11月1日 19時44分