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http://www.asahi.com/science/update/1029/002.html
国土地理院(茨城県つくば市)は28日、新潟県中越地震で27日午前に起きた強い余震(マグニチュード6.1)は、23日の地震(同6.8)で活動した断層とは別の断層が、誘発されて活動した可能性が高いとの見方を明らかにした。全地球測位システム(GPS)による地殻変動データの解析でわかった。
地理院の観測では、23日の地震の前後で同県小千谷市が約24センチ隆起し、守門(すもん)村が約9センチ沈降したが、27日の地震の前後では小千谷市はほとんど動かず、守門村は逆に約3センチ隆起していた。
このデータは、23日の地震による地殻変動から推定される断層のモデル(長さ約21キロ、幅約10キロで、西側が東側へ約1.8メートル乗り上がった)では説明がつかず、23日の地震の断層から東へ10キロほど離れた平行な断層の東側が西側に乗り上げたモデルを作ると、うまく説明できるという。
地理院はモデルの精度を高める作業を続けているが、今給黎(いまきいれ)哲郎・地殻変動研究室長は「27日の地震は23日の地震に誘発された活動とみられ、今後しばらく地震活動の中心が、23日の震源域よりやや東にずれるのではないか」と話している。 (10/29 11:33)