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(回答先: 日本の政府って最低ですよね? 投稿者 World Destruction 日時 2004 年 10 月 25 日 20:05:49)
http://www.asahi.com/national/update/1025/028.html
家屋の倒壊を恐れて自動車の中で夜を過ごしている被災者の間で、疲労が原因とみられる病気で急死する人が相次いでいる。新潟県十日町市では25日、車の中に避難していた2人が急病で亡くなった。片づけの疲れなどが原因と警察はみている。小千谷市でも車内に避難して夜を過ごしていた男性が、体の不調を訴えて死亡した。被災者たちの疲れが増す中、追い打ちをかけるように冷たい雨が降り始めた。
十日町市川治の会社員、遠田良一さん(54)が同日午前6時ごろ、軽ワゴン車の中で亡くなっているのを、母親(77)が見つけた。くも膜下出血だった。
遠田さんは前日に市内の親類の家を回って、「生きているか。大丈夫か」と安否を確認した。その後、倒れた家の墓を一人で持ち上げて直し、25日午前1時まで自宅で散乱した食器などの片づけをしていた。余震を避けるため、2夜続けて、家の敷地内に止めた車で母親と一緒に眠った。
親類によると、これまでは元気で、持病などもなかったという。
小中学校で遠田さんの同級生だった酒店経営の関谷元治さん(54)によると、遠田さんの家の屋号から、「長甚ドンのあんにゃ(長男)」の愛称で親しまれていた。親類の中心だったという。関谷さんは「長甚ドンのあんにゃは責任感の強いやつだったよ」と声を詰まらせた。
また、同市中条甲で、無職菊池ヱイさん(74)が25日朝、車の中で呼吸が荒くなり、病院に運ばれたが、まもなく心筋梗塞(こうそく)で亡くなった。菊池さんは一人暮らしで、寒さをしのぐため、近所の樋口ミイ子さん(59)の長男(35)の車に避難していた。24日夕まで自宅の片づけをした後、車の中で横になっていた。
菊池さんは元保健師。「普段から食生活にも気をつけてた。そんな人がと思うとやりきれなくなる」と、樋口さんは肩を落とした。
このほか、小千谷市でも24日、自宅車庫で車の中に避難していた大橋勝栄さん(85)が不調を訴え、病院に運ばれたが、すでに死亡していた。
被災地では夜になると、学校のグラウンドや路上にエンジンをかけたままの車が並んでいる。
余震への恐怖から建物の中で眠ることができず、避難所やテントの寒さにも耐えきれず、車内で暖をとるためだ。
十日町市の十日町高校では25日夜も、約70台がグラウンドを埋めた。家を離れたくない人の中には、自宅近くの路上に止めた車の中で夜を過ごす人も多い。 (10/25 20:08)