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2004/10/21 12:18 更新
太陽風の磁場が強まり、オーロラ活動を活発にしています。また、太陽のフレア活動が活発になっています。
担当 篠原
昨日、太陽風の磁場強度が再び10nTに強まり、速度も450km/秒に上がりました。
-10nTから-5nT程度の強い南向きが現れる時間帯も見られ、
一時的にオーロラ活動が活発になりました。
AE指数のグラフを見ると、1000nTレベルの活発なオーロラ活動を含めて、
3回程磁気圏が活動的になる時間帯があった様です。
現在も磁場強度は7nTあり、太陽風速度がやや高まっていることもあり、
磁場の南向きが強まると再びオーロラが活発化するでしょう。
SOHO EIT284の太陽画像を見ると、コロナホールが太陽面の中央やや右上に見えています
(やや暗く穴の様に見えている領域です)。
規模は小さいですが、地球へ影響を及ぼす位置に達しつつあり、
これから更にもう一段、太陽風の速度が上昇する可能性があります。
高速太陽風は2〜3日続くと思われます。
太陽風磁場が南寄りに推移した場合、オーロラ活動が活発になります。
太陽黒点の写真が昨日から更新されていないのですが、
東端(左端)から687黒点群が上がって来ています。
活動的な黒点群の様で、M2.6の中規模フレアを昨日発生させ、
今日もC8.1の小規模フレアを起こしています。
682黒点群とともに注意が必要です。