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http://www.asahi.com/science/update/1020/001.html
約3000年前が最後の噴火と考えられてきた箱根山(神奈川県)で、鎌倉時代以降にも噴火の一種である水蒸気爆発が起きていたことが、19日から静岡市で始まった日本火山学会で発表された。頻度は数百年に1度程度で直ちに警戒するほどではないが、有数の観光地だけに、研究結果を事前に聞いた神奈川県箱根町は影響範囲も示した防災マップを作り注意を促し始めた。
水蒸気爆発は、マグマで熱せられた地下水が急激に水蒸気となり、岩石などを爆発的に噴出させる噴火。
噴気地帯として知られる大涌谷周辺の調査で、地質調査などを業務とするダイヤコンサルタント社の小林淳さんや神奈川県温泉地学研究所の萬年一剛さんらが、水蒸気爆発による噴出物でできた五つの地層を見つけた。
噴火時期を放射性元素による年代測定などで調べたところ、最初が約2800年前、次が約2000年前とわかった。3回目は9世紀から12世紀の間、4回目は12世紀後半から13世紀前半の間、最新の噴出は13世紀以降だった。
噴火したのは大涌谷の噴気地帯周辺で、噴出物の一部は1キロ離れた場所でも5センチほどの厚さで確認され、芦ノ湖周辺まで飛んだ可能性がある。
約3000年前の噴火では火砕流もあり、山の一部が崩壊して芦ノ湖ができたとされる。近年は大涌谷などで噴気が見られるほか、群発地震も起きている。
(10/20 01:27)