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http://www.asahi.com/science/update/1019/001.html
富士山で毎年冬、謎の地震が発生する。山頂に立つ人も気づかないほど微小な揺れ。発生の詳しい仕組みや震源は分かっていなかったが、山頂直下で水分が急に凍って膨張し、岩石を破壊するのが原因とみられることが気象研究所などの解析でわかった。19日に静岡市で始まった日本火山学会秋季大会で発表される。
揺れは小さいが、富士山の活動が活発化する場合に備え、火山性地震と区別するため、発生の仕組みを明らかにする必要があった。87年に山頂へ地震計を設置してから確認され、8割以上が夜から明け方に観測される。近年は規模や回数が増大し、03〜04年の冬は一定の揺れ以上の地震が、その前冬の13回から147回へ急増した。
同研究所の高木朗充研究官らが、02年から増設した地震計のデータを使って解析、5回の地震の震源を割りだした。いずれも山頂直下500メートル〜1キロほどの極めて浅い場所で起き、規模はマグニチュード1の地震の30分の1以下だった。マグマの動きによる火山性地震とは区別される。
気温との関係を調べると、短時間に10度以上も下がり、零下20度以下になった時に多発。原因は凍結による岩石の破壊や、氷自体が割れたりした可能性もあるという。
高木さんは「昨冬、特に地震が多かった理由は不明で、さらに発生の仕組みを詳しく調べたい」と話している。
(10/19 16:02)