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昨年9月の十勝沖地震で起きたごくわずかな重力の変化を、岩手県江刺市と長野市、京都市に設置した超電導重力計のネットワークによる連続観測でとらえることに、東大海洋研究所の今西祐一助手(地球物理学)らのグループが成功、15日付の米科学誌サイエンスで発表した。
現在の方法では観測が難しい、陸から離れた海域での地震を調べる新しい手段となるという。
地震が起きると断層面のずれなどで地中の質量分布が変わり、重力場に変化が生じる。地球の重力の10億分の1に当たる1マイクロガルより小さな変化をとらえることができる超電導重力計でその検出を試みた。
十勝沖地震の震源から約370キロ離れた江刺市、約730キロの長野市、約1000キロの京都市に設置されている重力計のデータを解析したところ、地震の際、重力加速度がそれぞれ0・58マイクロガル、0・1マイクロガル、0・07マイクロガル増加、理論値とも傾向がおおむね一致する結果が得られた。
[10月15日8時7分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000028-kyodo-soci