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(回答先: 最も重い新元素発見 理研が加速器で合成(共同通信) ― 原子番号113、元素名候補に「ジャポニウム」 投稿者 シジミ 日時 2004 年 9 月 28 日 19:32:51)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040928/K0028201107006.html
理化学研究所は28日、新種の元素を発見したと発表した。名前のついた元素はこれまでに110種あるが、日本人による発見はなかった。見つけたのは、陽子113個を含む(原子番号113)新元素の原子核1個だけだが、実験を重ねて確実性が認められれば命名権を得る。「リケニウム」(理研にちなむ)、「ジャポニウム」などが候補という。日本発の初の元素が周期表に並ぶかもしれない。
原子の核は重くなると壊れやすく、放射線を出しながら分裂などにより、より軽い原子核に変わってしまう。このため天然にはほとんど存在せず、陽子92個を含むウランより重い元素は、人工的につくり出しては新発見が積み重ねられてきた。95年発見の元素に110番目の名前が付けられている。
理研の森田浩介先任研究員らは、加速器で、亜鉛の原子核(陽子30個)と、重金属のビスマスの原子核(同83個)を80日間、衝突させ続けた。その結果、7月23日、新元素が誕生。寿命は約0・0003秒で、次々にアルファ線を出し、さらに核分裂していった。
ロシアの研究所も今年2月、陽子が同じ113個の元素の発見を報告したが、証拠が不十分とされている。「国際純正・応用化学連合」など国際機関の部会が実験データを審査し、理研が第一発見者と認定されれば、新元素の名前を提案できる。
人工合成された重い元素はこれまですべて米ロ独の3国で発見され、特に米・旧ソ連の冷戦時代は、原子力の研究と関連する国威発揚競争の面があった。20世紀初め、日本人化学者が新元素に「ニッポニウム」と命名したことがあったが、後に誤りとわかった。
理研の野依良治理事長は「新元素発見の歴史に、日本が初めて貢献できる」と喜んでいる。
<発見者を認定する部会の一員、中原弘道・東京都立大名誉教授(核化学)の話> 理研の検出器は世界最高級で、データの信頼度が高い。第一発見者と認められる可能性は十分にある。